男の腕時計/時計関連情報

時計入門は用語から

腕時計には、専門用語が多くてよくわからないという人も多いだろう。だが、用語がわかれば、親しみもいっそう湧いてくるはずだ。今回は、ケースまわりを中心として、外装の各部の呼び方を紹介する。

執筆者:菅原 茂

ダイバーズで基本用語を知る

腕時計を構成する基本部分は、時計を動かすムーブメント(2月16日公開ガイド記事「機械式ムーブメントとは」を参照されたい)と、これを包むケース、腕に固定する【ブレスレット】、ないし革やラバーなどを用いたストラップから成る。ケースの上下に突き出して部分は【ラグ】と呼ばれ、これを介してケースとブレスレット(ストラップ)が連結されている。

まず、スポーツ・ウォッチの代表として親しまれている、いわゆる「ダイバーズ・ウォッチ」から見てみよう。ダイバーズ・ウォッチは、水中での使用に適した高い防水性や機能などが特徴だ。参考例は、ロレックスの「サブマリーナー」である。

ロレックス・サブマリーナー
ロレックスの「オイスター パーペチュアル デイト サブマリーナー」。1953年の誕生以来、ベストセラーを続けるダイバーズ・ウォッチの古典。自動巻き、ステンレススティール、58万8000円

ケース右側3時の位置に突き出ているのが【リューズ】。これを引き出して、ゼンマイの巻き上げや、針の調整、【デイト表示(日付表示)】の修正を行う。その上下にある【リューズガード】は、文字通り、衝撃などからリューズを保護するためにデザインされたもの。文字盤をぐるっと取り囲むのがベゼル。ベゼルとは、【カバーガラス(風防)】をケースに固定するリング状の部品だが、これに回転機能をもたせ、60分の目盛りを刻んで、潜水中に経過分数をモニターできるようにくふうしたのが、【回転ベゼル】と呼ばれるもの。誤認を避けるため、一般的に反時計回りにしか回転しない。

次は、第二時間帯表示付きモデル
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