筋トレ・筋肉トレーニング/ストレッチ・エクササイズ

座ったままできる首のストレッチ!肩・首こりを改善して集中力up

私たちは普段からPC操作やメールなどで眼を酷使しがち。目に疲労が溜まると血行が悪くなり、次第に首コリ、肩コリへと発展します。そうなると、集中力の低下やイライラに繋がることも。今回は座ったままで簡単に出来る、首周りのストレッチをご紹介します。

森 俊憲

執筆者:森 俊憲

筋トレ・筋肉トレーニングガイド

首のストレッチは座ったままでOK! 首コリが原因で仕事もいまいち

座ったままできる首のストレッチ

首、肩コリが集中力低下の原因!

 
<目次>

皆さんはこんな状況に陥っていませんか?
大事なプレゼンを控え、連日徹夜の勢いで資料作り。なぜなら、昼間は会議や得意先への外出などやる事が目白押し、自分の時間が持てる定時就業後が勝負という具合。しかし、やる気とは裏腹になぜか集中力も切れ、昼間に溜めた疲労感が波のように押し寄せてしまいます。

その原因は、「首コリ」かもしれません。私たちは毎日のようにPCや携帯電話などで眼を酷使しがち。目に疲労が溜まると血行が悪くなり、首コリ、肩コリへと発展します。いわゆる眼の奥が重い状態です。そもそも、首は約4キロほどもある重い頭を支えており、更に日本人は体の割に頭が大きく首周辺の筋肉にかかる負担も大きいため、首から肩にかけて凝ってしまっても仕方がありません。

それに加え、PCやデスクワークで長時間、前傾姿勢を続けていると、本来緩やかに曲がっている頚椎(首の骨)がそのまま固定され、まっすぐ立った状態になり首への負担が増加します。

特に首周辺の血管は、脳に血液を送る重要な部分なので、首周辺の血液循環が悪くなると、脳への酸素も滞り「集中できない、イライラする、頭が痛い」などの症状が出やすくなります。これらがいくら頑張っても、仕事がはかどらなかった原因かもしれません。

そこで今回は、そんな状況の改善策として、仕事合間に椅子に座ったまま、首コリを軽減させる簡単ストレッチをご紹介します。
 

座ったままできる首のストレッチ1:首回しは顎で鎖骨をなでるように

今回ご紹介するストレッチは2つ。首から肩周辺をほぐし、硬くなった筋肉を効果的にリフレッシュさせていきます。首周辺はデリケートなので、痛みを感じたら無理をしないように気を付けてください。最初はうまく動けなくても、だんだんとほぐれていくようになりますからご安心を。
 
首ストレッチ手順1
【スタートポジション】
椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばします。一度息を吐きながら、ストンと肩の力を抜きましょう。
 
首ストレッチ手順2
ゆっくりと顎を胸に引き寄せ、首の後ろを頭の重みで伸ばしていきます。
 
首ストレッチ手順3
鼻で呼吸を続けながら、ゆっくり頭を回していきます。この時、顎で鎖骨をなでるつもりで大きく回しましょう。

 
首ストレッチ手順4
余計な力を抜いて、ゆっくりと大きな動作で行いましょう。
 
首ストレッチ手順5
再び顎で鎖骨をなでるように。1回転したら次に反対側も同様に行いましょう。





詰まった感じや伸びにくい部分については無理をせずに、ゆっくりまたは負担をかけず軽く回すようにして、首を痛めないように注意してください。肩の上で4キロ程ある大きなボールを転がすようにイメージすると、スムーズに気持ちよくほぐれていくはずです。
 

座ったままできる首のストレッチ2:首筋のラインをほぐす!

では次に、疲れのたまっている腕から首筋のラインをほぐすストレッチをご紹介します。二の腕からギュッとしぼるので、PC操作で疲れた腕の筋肉をリラックスさせる効果もあります。
 
首ストレッチ手順6
【スタートポジション】
椅子に深く腰掛け、背筋を伸ばします。右手を左の耳の上あたりに置きましょう。
 
首ストレッチ手順7
ゆっくりと息を吐きながら右手を引いて、頭を右に倒していきます。少しづつ、右の耳と肩が近づいて行くようにイメージすると動作しやすくなります。




 
背中ストレッチ手順3
そのままの状態から、左手を伸ばしていきます。
 

 
 

 


腕を伸ばした状態から、親指を前に、手のひらを天井に向けて腕の付け根からゆっくりねじりましょう。そのままゆっくりと10呼吸程度キープ。反対側も同様に。
腕から首のラインが伸びることを感じたら、目線や頭においている手の位置を調整して、自分が一番気持のいいと感じるポイントを探していきましょう。

首筋から肩回り、腕までゆっくりとほぐすと、こんなに気持ち良かったのか!と改めてストレッチの気持ちよさに気付きませんか?ストレッチ効果を高める呼吸とともに、新鮮な酸素を頭や体に送り込んで、頭や心をリフレッシュさせましょう。よく、首をグキっと鳴らして修正する人もいるかと思いますが、基本はゆっくり筋肉と頚椎をほぐすことが大切ですよ。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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