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日本の英語教育が変わる!小学校で英語(2ページ目)

いよいよ小学校5年生、6年生の児童を対象に年間35時間の英語授業がスタートします。正式には外国語活動という名前です。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド


目指せ100%導入!外国語指導助手(ALT)


富士
日本の英語教育が変わるキッカケになるかもしれません。小学校の外国語活動には期待が大きいですね。
“小学校外国語活動”と銘打った時間に行われる英語を使って活動する授業には、ALT(エイエルティ)と呼ばれる外国人が授業に参加しています。その多くはオーストラリア、アメリカ、ニュージーランド、カナダ、イギリスなどから日本にやってきた人たちです。主に英語を母語にするネイティブが助っ人になって小学校の外国語活動をサポートしています。

ここで誤解があるといけないので注意しておきたいのですが、主にと書いたのには理由があります。私が講師をしていた学校ではフィリピン人、エジプト人がALTとして働いていました。英語を母語としていない人たちも英語を教えてもいいのです。だから「外国語指導助手」であって「英語指導助手」と表現されていないのです。

さてそこで問題になるのが先生の人数です。全国に小学校は約2万校ほどあります。でも2万人のALTを雇う費用がどこにある?小学校に常駐して言葉だけでなく文化も一緒に教えてもらいたいのは山々なのですが、それはどう考えても無理です。教えることができるのは年数回ほどでしょう。

ALTに頼らない外国語活動


年間35時間の外国語活動を指導するのは“担任教師”となっています。もちろん時々ですが、ALTと日本人英語講師の手助けも入ります。担任教師の中には英語を専門にする人もいますし、英語指導研修も行われていますから、極端に心配することはありません。

少し脱線しますが、私の友人に「小学校では担任教師が英語を教えるのよ。」と話しましたら、かなり驚いた反応がありました。その友人の子どもは6年生で、担任教師は50代の女性だそうです。彼女は「あの先生が英語を教えるなんて考えられない。」と言いました。彼女のような反応をする人は全国に多いでしょうね。

小学校では「子どもが主役の外国語活動」です。子どもたち自身で工夫しながら楽しく活動してくれますから、担任教師はあくまでもサポーターとして存在するほうがいい場合があります。

関連サイト:


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