出産準備/出産準備関連情報

お産の新しい選択肢、院内助産院システム(3ページ目)

院内助産院システムや、助産師外来をご存じですか? 産科医の不足、分娩できる病院の減少。そんななかでの取り組みをご紹介します。私たちが望む形で出産できる、そんな選択肢が増えてくるといいですね。

大葉 ナナコ

執筆者:大葉 ナナコ

妊娠・出産ガイド

妊産婦側のセルフケア、自覚を持つことの大切さ!

妊産婦側のセルフケア、自覚を持つことの大切さ!
わたしたちに出来ることは……
こうした例をみても分かるように、院内助産システムの確立は、医師と助産師がその職域および専門性を認め合い、スムーズに連携することがポイントであり、また、お産をする私たち女性、その家族がその思いや感謝の心を伝えていくこと、さらに、自分自身のお産に能動的になることで、助産師や医療機関とのパートナーシップを深めていくことが大切です。

院内助産システムの現在の取り組みやこれから目指すところを妊産婦の立場である私たち女性が知ることで、より自分のお産に自覚的になれます。「私はどういうお産がしたいか」ということが明確になれば、おのずとセルフケアの大切さも理解できますし、必要の無い不安は取り除かれ、リラックスしてお産に臨めることでしょう。

産科医不足による産み場所減少の危機は由々しきことですが、「国や病院が、誰かがなんとかしれくれる」ではなく、市民の立場としてもできることはあるはず。現状や展望を正確に知ることはその第一歩です。日本看護協会主催による「院内助産システム推進フォーラム」が、2009年2月28日(土)に開催される予定で、より普及に努めていくとのことです。

これからお産をする人、いずれはお産をしようと考えている人、身内や友人のお産を見守っている人、さまざまな立場で出産問題の現状を心配されていると思いますが、私たちが一歩ずつでも能動的になることで解決できる問題もあります。私も含めて、皆さんで探っていきましょう。
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