フランス/フランスのホテル

フランスのホテル(2ページ目)

アパート、B&Bなどフランスの宿泊施設は様々ですが、やはり何といってもホテルが一番人気。でも、日本とは少し事情が違っています。現地でしまった!とならないように、事前に知っておきたいフランスのホテル事情をご紹介します。

野口 裕子

執筆者:野口 裕子

フランスガイド

フランスのホテルの設備

バスタブの有無は日本人にとって重要

バスタブの有無は日本人にとって重要

まず日本人として最も気になるのがバスルーム。欧米のホテルでは、得てしてシャワーのみで浴槽がないケースが少なくなく、その確率は星の数が少なくなるほど高くなります。いずれにせよ、毎晩バスタブに浸からないと疲れが取れない!という人は、予約の際に確認が必要です。

そして空調設備ですが、暖房はほとんどのホテルに備えてありますが、冷房はつけていないところがやはり多いです。フランスの夏は日本と比べて気温が低く湿気も少ないので快適で過ごしやすく、基本的に冷房は必要ないのですが、たまに猛暑となる年があるので、こればかりは予測不可能……。暑さに弱いタイプの人は、念のため冷房施設のあるホテルを選ぶとよいでしょう。

フランスのホテルのアメニティー

アメニティーは使い慣れたものを持参するのがベスト

アメニティーは使い慣れたものを持参するのがベスト

中級ホテル以下の場合、置いてあるアメニティーは石鹸やシャワージェルのみという場合も多く、シャンプーがあったとしても日本人の髪質には合わないものばかりなので、持参した方が安心です。室内用スリッパも置いていないので要持参。4つ星以上でもリンス・コンディショナー、洗顔料、歯磨きセット等は置いていないので現地調達もしくは日本からの持参になります。スリッパは置いてあるところが多いです。

さすがに5つ星ともなると、アメニティーもホテルこだわりのブランドのものが用意されていたりと充実したものとなっています。が、歯磨きセットだけはやはり置いていないところが多いので注意。

フランスのホテルでのマナー

夜10時以降の物音には要注意

夜10時以降の物音には要注意

既に有名な話だと思いますが、欧米では部屋の外のホテルの廊下などをパジャマ、スリッパ姿で歩くのはマナー違反です。部屋を一歩出たら、そこは公共スペース。ホテルの外でする格好と同じものを心がけてください。

フランスの法律により、室内の公共スペースでの喫煙は禁止されています。よって、ホテル内のロビーや廊下は禁煙。各部屋については、喫煙可かどうか確認をとりましょう。

フランスの建物は壁が薄いのか、隣の部屋の物音が伝わりやすいのが難点。すこしでもうるさくしているとすぐに苦情が来るので、特に夜22時以降の物音には充分気をつけましょう。

そして使用済みのタオルは、まとめてバスタブ(またはシャワーの床)に置きましょう。丁寧に畳んで置いたりすると未使用と勘違いされ、取り替えてもらえないこともあります。

ヨーロッパでは気になる枕チップ(清掃員へのチップ)ですが、フランスのホテルはサービス料が含まれているので、基本的に置く必要はありません。

パスポートや現金などの貴重品は部屋に置きっぱなしにせずに、部屋もしくはフロントのセイフティーボックスに預けましょう。買い物での免税においてはパスポートが必要になりますが、コピーを持参すれば問題ありません。

フランスのホテルの朝食

中級ホテルの朝食はこんな感じ

中級ホテルの朝食はこんな感じ

宿泊料金には朝食代が含まれていません。4つ星以上だとその内容はかなり充実したものになりますが、3つ星以下のホテルでの内容はコーヒー(または紅茶)、オレンジジュース、パン数種類、デザート(フルーツ)と日本の旅館やホテルの朝食に比べるとかなり質素なもの。街のカフェで同じ内容のものが半額以下で食べられたりします。

気になる宿泊費はいくらくらい? レベルや地域によってどう違う?こちらの記事でまとめました>>>フランスの宿泊費
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