5人に3人が「まだ働きたい!」人生100年時代に長く働くメリットとは

民間の調査機関が行った定年後の就業意向・就業実態調査によると、55歳~64歳の方の6割が「まだ働きたい」とのデータが出ました。「人生100年時代」と言われる中、なぜこのような傾向がでたのか、また働くことで老後が豊かになるのか、どのような備えが必要なのか。50代を迎えた人に向けて「ふたりで学ぶマネー術」ガイドの平野泰嗣さんがアドバイスします。

提供:東京海上日動あんしん生命保険株式会社

お話をうかがった方

平野泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド:平野泰嗣

”その人らしい人生”の実現をサポート、それが平野泰嗣の使命です! FPの妻と共に「夫婦FP」として顧客の自己実現をサポート。「自分らしく生きることを支援する」をモットーに相談者のライフ・ファイナンス・キャリアの3つの視点で総合的に支援。中小企業診断士として経営者・従業員のライフプラン支援も行っている。

働きたいのは、その大半が経済的理由!?

興味深い調査データがあります。ディップ株式会社が2020年に定年後の就業意向をアンケート調査したところ、「定年後も働きたい」「どちらかと言えば働きたい」と回答した人の合計は54歳~64歳で57.8%。60〜79歳でも51.7%と、半数を超えました。

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出典:定年後の就業意向調査(https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=428)

次に54歳~64歳の「働きたい」理由を見ると、もっとも多かった回答が「生計の維持のため(64.2%/以下、すべて複数回答)」。さらに「家計を補助するため(46.1%)」「健康の維持(40.4%)」「自由に使えるお金(小遣い)の確保のため(38.9%)」と続きます。

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出典:定年後の就業意向調査(https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=428)

この結果について、ファイナンシャル・プランナーの平野さんは、どういう感想を持ったでしょうか。

平野「日本が長寿国であることが、大きな背景としてあることは間違いないでしょう。ただし、その理由の多くが資金面、経済的リスクに備えるためとなっていますが、本当に働かざるを得ないほどの状況かどうかはわかりません。

老後の経済的不安が社会問題になり必要以上に心配になった方や、貯蓄を取り崩しながら生活をすることがイメージできず不安になる方もいます。個人的な印象として、そういうケースも少なからず含まれていると思います」

確かに長く働くことの最大のメリットは収入を得られること。しかし、そういった資金的なメリットだけではないと、平野さんは言います。

平野「社会性という観点で言えば、働くことで社会や人と関わりが持てる。また、自分の存在意義の確認や、自身の生き方として働くことが大切という人もいるはずです。加えて、何歳になっても成長したいという自己実現欲求も満たされます。長く働くことで、幅広いメリットが得られると考える方も増えているではないでしょうか

「高年齢者雇用安定法」に見る、人生100年時代の生き方

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また長く働きたいと考えている人にとって、注目すべきなのが、2021年4月から改正・施行される「高年齢者雇用安定法」。その改正ポイントは「努力義務」としながらも、企業に求める就業機会の確保(再雇用制度、勤務延長制度)を「65歳」から「70歳」までに引き上げたことです。

平野「雇用機会の確保ではなく、就業機会の確保という点がポイントです。つまり、会社員、正社員としてだけでなく、業務委託やあるいはフリーランスという立場で働くことも意味しています。要はどんな働き方であれ、老後(リタイアの時期)を65歳に限定するのではなく、もっと長く社会と関わって日本全体を活性化していくことが、この法改正の目的です」

そして、その背景にはあるのが「人生100年時代」。

しかし、その一方で、少子高齢化、労働人口の減少が加速化し、これまでの「十分な退職金と公的年金でゆとりあるセカンドライフを楽しむ」というライフプランは、描けなくなりつつあります。長寿社会は結果的に、それをカバーするための自己努力を私たちに求めているとも言えます。

平野〈働き方改革〉という言葉をよく耳にしますが、その実態は〈生き方改革〉だと、私は考えます。人生100年時代に合った、それを充実したものにするライフプランを自身で描いていく。自分のキャリアをどう活用し、そのためにどういう働き方をするのか。年齢に左右されない、退職年齢は自分で決める生き方。そういう時代が来ているのだと感じますね」

>>人生100年時代。働くを応援する保険とは

長く働くために50代が備えたいリスクとは

では、とりわけ50代が今後、長く働く、豊かに人生を送るためには何が必要なのでしょうか。平野さんは3つの資産づくりが大切だと言います。

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【健康資産】

心身ともに健康を維持していく。日頃の運動、定期的な健康診断、心のリフレッシュも欠かせません。

【経済的資産】

貯蓄や投資などの金融資産もあれば、勤務先や副業などの収入源も含まれます。

【社会的資産】

収入を得ることのできるキャリア、スキル、資格など。人的ネットワークや地域コミュニティも必要です。

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平野「これら資産はそれぞれが影響し合っています。したがって、偏ることなくバランス良く、各資産を増やしていくことがとても重要となります」

たしかに、例えば、病気やケガで一定期間、働けなくなってしまったとします。そうなると、健康資産を失うだけでなく、他の資産とのバランスを崩し、収入や社会参加の機会を減らすことにもつながるかもしれません。

>>3つの資産づくりを応援する保険とは

長く働いて3つの資産形成をつづけていくためには?

その備えとして、選択肢のひとつとなるのが「就業不能保険」です。とくに「長く働く」ことを目指しているのであれば、50代での就業不能による減収は、その後のライフプランに大きな影響を与えます。

さらに、教育費がピークを迎えるなど、世帯支出が増える世代でもあり、同時に、年齢的にがん等の疾病リスクも高まると言われています。順調に治ったとしても、体力的には以前のようなペースで働けなくなる可能性もあります。

就業不能保険は、そういったリスクをカバーできるという点で、効果的と考えられるのです。

あんしん生命の「あんしん就業不能保障保険(就業不能保障保険(無解約返戻金型)[無配当])」は、所定の就業不能状態があると診断されれば※1、給付金を毎月のお給料のように受け取ることができます。しかも、その後、病気等から回復し職場復帰をしても、契約時に定めた給付金支払期間中はずっと給付金を受け取ることが可能。つまり65歳を保険期間、給付金支払期間を保険期間満了日までとした場合、50歳で一度給付を受ければその後、15年間受け取ることができるのです。加えて、就業不能保険金の支払事由に該当した場合、将来の保険料は免除となります。

しかも、「あんしん就業不能保障保険」は、1度診断されれば再度診断書の提出や申告が不要。継続的に給付金を受け取ることができ、手間も診断書再発行のお金もかかりません。使い勝手の良さも大きなメリットです。

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※1  5疾病(悪性新生物、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)による所定の入院・在宅療養状態、病気やケガで所定の障害状態、介護が必要な所定の状態になられたときを言います。

また、保障範囲が広く「5疾病」に限らず、「病気やケガによる障害・介護が必要な状態」へも備えることができます。従来、病気やケガへの備えは医療保障が中心でしたが、生活の保障まではなかなかカバーできません。

これからは「長く働く」ための50代の備えとして、より有効な保険選びも人生100年時代の助けになってくれるのではなないでしょうか。

>>突然の病気やケガで働けなくなったときに「あんしん就業不能保障保険」

詳細は「パンフレット」「重要事項説明書(契約概要/注意喚起情報)」「ご契約のしおり・約款」を必ずご覧ください。

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