亀山早苗の恋愛コラム 新着記事一覧(94ページ目)

思疎通ができない夫と長い間、結婚生活を過ごし、ついに我慢ができなくなって離婚を決める。そんな女性は少なからずいる。彼女たちの多くが口にするのは、「結婚は修業みたいなもの。我慢すればきっといいことがあると信じていた」という言葉だ。我慢は人を成長させるのだろうか。

8日深夜、首都圏は台風によってすさまじい暴風雨に見舞われた。日曜の夜ということもあり、家族一緒に恐怖を乗り越えた人も多いようだが、「ったく、あんな情けないヤツだと思わなかった」という妻たちの声もちらほら……。

男友だちの妻から、あらぬ疑いを受けているユウカさん（38歳）。もともと夫婦関係が不穏だったのかもしれないが、激怒した妻にビビった彼がとった行動も不可解なものだった。

いいところもダメなところもあるのが人間。ただ、欠点を指摘され続けると、人は自己評価が下がっていく。友人にそれを指摘されたカナエさん（44歳）が、いつしか陥っていた「私はダメな人間」の闇とは。

好きな人と結婚したい、それがかなわないから自分なりのセーフティーネットを作っておかなければ。そんな思いにかられた女性が今の生活に「疲れた」理由とは。

長年、結婚生活を送っていると、何もなく平穏に過ごす時期がいかに少ないか、それがいかに貴重かがわかってくるものなのかもしれない。マリエさん（46歳）の夫は糖尿病と診断された。幸い、薬を服用しながら仕事は続けているが、男女としての関係はなくなっている。

パートナーが病気になったら支えるのが当然。誰もがそう思っているだろうが、実際に夫の病気に「耐えられない」と思っている妻がいる。彼女は「冷たい人間だ」と自分を責めているが、話を聞くととても彼女を責められない実態があった。

「同居している結婚」だけが男女間の最終形ではない。別居の結婚があってもいいし、婚姻届を出さない同棲という形があってもいい。だが、世間はどうしても「結婚」という形をとらないカップルに厳しい目を向けがちだ。

夫婦は協力して家庭を運営していかなければならない。役割分担をするにしても、互いの合意が必要なのだ。だが、現実は“家族”に関することは女性に比重がかかりがちだ。

夫の浮気を知って取り乱す妻、というのは実は幸せな夫婦なのかもしれない。最近は、知ったところで「自分だけ楽しいことをしたという意味では腹が立つけど、嫉妬という感情はない」という妻のほうが目立つ。だから妻たちは、家庭や子どもに影響がなければ「どうぞ適当に」と思っているのだ。