慶応大学医学部卒業後、カリフォルニア大学バークレー校などに留学。留学先でのカルチャーショックから、自身も精神的な辛さを感じたことを機に、現代人のメンタルヘルスの重要性を悟りました。精神病院の現場から、みなさまの毎日の心の健康管理にお役に立てるよう、メンタルヘルスに関する情報発信を行っていきます。
退職後に無気力…認知症よりも多い老年期うつ病とは
【医師が解説】うつ病はどの年代でも発症しますが、老年期は他の年代よりも発症率が高くなる、うつ病の好発期です。しかし発症時にはなかなかそれに気付きにくい面があり、また、老年期うつ病の予防のために避けたいリスク要因の中には普段から対処したい問題もあります。
エチゾラムの効果と副作用・デパスとの違いはなし
【医師が解説】一般的な睡眠導入剤として処方されることが多い「エチゾラム」。「デパス」と言う製品名で知られているため、違いを気にされる方も時にいらっしゃいますが、呼び方が違うだけで全く同じものです。エチゾラムの効果、眠気を催すメカニズム、副作用やエチゾラムを飲み続けた場合の依存性に関する不安などについて解説します。
抗うつ薬とは……種類・効果・副作用・一覧
【医師が解説】うつ病に処方されるパキシルやデプロメールなどの「抗うつ薬」。抗うつ薬は実態のない「心」ではなく、脳内の神経伝達系に作用し、脳内の神経生理学的な環境を整える働きがあります。抗うつ薬の役割・効果・服用期間・副作用・主な薬一覧を解説します。
心霊スポットで起こる心身の不調・精神医学的な考察
【医師が解説】心霊スポットや肝試しで不思議な体験をしたり、その後で言動に異変が生じたりすることがあるようです。これらの心身の異常は精神医学的にはどう考えられるでしょうか。不思議な体験をしたのが一人か集団か、その後の異変が一時的か継続的か、うつ病や統合失調症との関連、また文化依存症候群の例などを挙げながら、考え方と対処法を解説します。
ADHD・注意欠陥・多動性障害の治療法
ADHD(注意欠陥・多動性障害)は発達障害の一つ。注意不足、多動性、衝動性といった症状が特徴的です。子供がADHDの場合、治療法としておま治療薬が処方されますが、特に大切になるのは家族や周囲のサポート力と言えます。ADHDの治療法について分かりやすく解説します。
失恋して辛い……精神療法的な抑うつ感への対処法
【医師が解説】失恋して辛い、忘れる方法を知りたい……。バレンタインデーに限らず、恋愛や告白が期待通りに実を結ばず失恋してしまったときの抑うつ感は辛いものです。気持ちが落ち込んでしまったときの効果的な方法として、精神療法に基づいた対策法、簡単に取り入れられる認知行動療法的なアプローチをご紹介します。
依存症のリスク要因……遺伝・心の病気・環境も影響
【医師が解説】多くの人にとって気軽な楽しみに過ぎない飲酒、ギャンブル、買い物などに、日常生活が成り立たなくなるほどのめり込んでしまう依存症。依存症発症の要因と予防法について、誰もが感じることがある虚しい気持ちへの対処法も含めて解説します。
統合失調症治療のために家族で確認したい5つのこと
家族の誰かが統合失調症のような深刻な心の病気を発症してしまった場合、ご家族は問題にどう対処していけばよいのか悩むものです。長期間に渡って病気の家族を支える上で大切な、家族会議の有用性、その中で話し合い、確認し合っていただきたい5つのポイントについて、詳しく解説します。
「死にたい気持ち」は他人事ではない…背景に心の病も
【医師が解説】死にたい気持ちと心の病気は深く関連しています。多くの方は「私は自殺なんて無縁」「死にたい人の気持ちはわからない」と思われるかもしれませんが、自殺願望を引き起こしかねないうつ病を始めとする心の病気は、誰もがなりうる病気です。誰もが無関係ではない心の病気への正しい意識と対策が、そのまま自殺対策につながることについて解説します。
思春期の「シナプス刈り込み」が心の病気の発症要因に
心の病気の発症リスクを高める要因として、中枢神経系の問題が挙げられます。そして、人が子供から大人へと成長する過程である「思春期」にも、中枢神経系に問題を及ぼす恐れのあるリスクファクターがあります。将来的な統合失調症などの心の病気の発症に関わる可能性があるということです。思春期に知っておくべき成長の特性と、この時期に避けるべきことについて詳しく解説します。
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