はじめての資産運用ガイド北川 邦弘

普通の人は子孫にお金を残そうとしますが、一流の人はお金を増やすノウハウを遺そうとします。NISAの非課税制度が始めることを機会に、「一族の資産運用」を家族全体で始めることをご提案します。

2014年から始まるNISA(少額投資非課税制度)。だれもが得する素晴しい優遇制度です。そのよさを受け止めることができない人は貧乏思考に陥っているかもしれません。この記事を読んで、ご自身のスタンスをチェックしてみてください。

投資成果を加速させる方法は複利運用ですが、節税という手段で加速させてくれるのがNISA(日本版ISA、少額投資非課税制度)です。まだなじみが薄いこの制度ですが、負担や手間はなく、メリットしか思い浮かびません。この最強の秘策を活用して、これから投資を始められる人はラッキーです。

1000万円を作るのに投資信託を使う方法がありますが、中でもユニークなのは、テーマファンドを活用する道です。自分でお金の生かし方を選べるメリットがありますが、デメリットにも注意して1000万円を目指してください。

アメリカの投資会社MRIインターナショナルによる投資詐欺事件の被害額は1300億円にのぼります。毎年、何十億、何百億円ものお金が投資詐欺に合っているのですが、ダマしの手口は実はいつも同じパターンの繰り返しです。こんなことで投資を怪しく見るのではなく、真っ当な投資でお金を生かしてください。

国際分散投資では、どこの地域に投資をするかという選択が重要です。過去に最高に悪かった地域に投資をするというへそ曲がりの考え方もあることをご紹介します。それは、日本とアメリカの株式市場への投資です。

お金を増やすには効率的に行いたいですね。効率性の目安に、小さなリスクで大きく増やすという考え方があります。価格のブレを最小にして収益を最高にすることが快適だと受け止める人には、効率性は大事です。過去10年間にもっとも快適だった資産は、エマソブでした。

マーケットが好調になると、稼いだお金は減らさないように考えて,人は保守的になります。プロ投資家のマネをして利益確定の売りなどをします。しかし、1000万円作れる人は、利益確定なんてしません。時間をかけて大きく増やす。それが投資の醍醐味です。

日米で株価が上昇しています。実態経済はなにも変わっていないのになぜなんだ？と思っている人がいます。しかし、考えてみれば簡単なこと。株価が上昇する当たり前のワケをご案内します。

投資にはいろいろなスタイルがあり、自分に合ったスタイルを見つけることが成功の秘訣です。たとえば、長期投資と短期投資ですが、投資期間の違いだけではなく、なにに注目しているかがまったく異なることを知ってください。短期は他人の反応に注目し、長期は本質の価値に注目しています。