あべ かずほ
薬学博士・大学薬学部教授。脳科学と薬理学を専門とする研究者
東京大学薬学部卒業、同大学院薬学系研究科修士課程修了。東京大学薬学部助手、米国ソーク研究所博士研究員、星薬科大学講師を経て、武蔵野大学薬学部教授。薬学博士。専門は脳科学と医薬。
「違法ではない」のに、なぜ「危険」? 極めてハイリスクな危険ドラッグとは
【薬物問題に詳しい大学教授が解説】「危険ドラッグ」とは、大麻や覚醒剤のことではなく、法律の規制が追い付いていない危険な薬物のことです。以前の「脱法ドラッグ」「違法ドラッグ」なども、これに当たります。「違法ではない」のは、安全だからではなく、新しい成分でまだ規制が追い付いていないだけです。死亡者や救急搬送者も出ている危険ドラッグについて、解説します。
法律から解説!「麻薬」「大麻」の決定的な差は「施用」が認められるかどうか
【薬学部教授・麻薬研究者が解説】麻薬と大麻は似たようなものと思われがちですが、全く異なります。これまで麻薬については「麻薬及び向精神薬取締法」、大麻については「大麻取締法」で規定されてきました。それぞれの法律からわかる麻薬と大麻の違いと、大麻取締法改正によって大麻研究が医療に活かされる可能性について解説します。
報道にも誤り?「大麻草の種子は大麻取締法の規制対象外」は間違い
【薬学部教授・麻薬研究者が解説】大麻取締法の改正が進み、その内容について様々な議論がされています。一方で大麻とは何かが正確に理解されておらず、報道などでも、法律の規制対象について誤った解説が見られます。わかりやすく解説します。
Q. 大麻と麻薬は別のものだと聞きました。本当でしょうか?
【薬学博士・麻薬研究者が解説】大麻には「麻」という字が含まれるためか、「大麻=麻薬」だと思っていた人は少なくないようです。しかし、これまでの法律では大麻と麻薬は全く別のものと規定されてきました。また最近行われた法律改正によって、その区別が変わりました。それぞれの法律も含めて、違いをわかりやすく解説します。
報道でも誤り?「法改正で大麻取締法に"使用罪"新設」という誤情報
【薬学博士、麻薬研究者が解説】2023年12月に現在の大麻取締法の改正法案が可決・成立し、2024年12月に施行されました。法改正により、「大麻取締法に"使用罪"が新設された」という情報もあるようですが、これは誤りです。わかりやすく解説します。
マイナ保険証になっても捨てないで! 紙の「お薬手帳」、4つのメリット
【薬学部教授が解説】2024年12月、従来の紙の健康保険証が廃止され、新規発行・再発行はされなくなりました。マイナンバーカードを健康保険証として利用登録する「マイナ保険証」で、お薬手帳は変わるのでしょうか? 分かりやすく解説します。
献血と薬の意外な関係……血液製剤から作られる薬・関連する病気
【薬学部教授が解説】献血は、怪我や手術による失血時の「輸血」用に使われるだけではありません。集められた血液の半分以上は、血液製剤の一つである「血漿(けっしょう)分画製剤」として、病気の治療に使われているのです。献血された薬から作られる薬と関連する病気について、ご紹介します。
いま、日本で「深刻な薬不足」が起こり始めているわけ
【薬学部教授が解説】日本で今、非常に深刻な「薬不足」が起こり始めています。利用者の一時的な買い占めなどではなく、薬局でも病院でも、「薬自体がない」という事態が起きているのです。その原因と解決策について、考えてみましょう。
Q. 第六感とは、生まれもった特殊な超能力ですか?
【脳科学者が解説】「第六感」とは、脳科学的に説明がつくものでしょうか? 直感やひらめき、勘が優れているのは、生まれもった超能力的な「第六感」なのか、分かりやすく解説します。
Q. フルミスト接種後に鼻をかんだら、効果はなくなりますか?
【薬学部教授が解説】経鼻インフルエンザワクチンである「フルミスト点鼻液」。鼻にシュッと噴霧してもらうだけですが、接種直後に鼻水やくしゃみが出てしまった場合、免疫は獲得できるのでしょうか? 分かりやすく解説します。
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