さかた ひであき
小児から高齢者までのめまい・耳鳴り・難聴に徹底的にいどむ耳鼻科医
医学博士。日本耳鼻咽喉科学会専門医。東京大学医学部客員研究員、埼玉県立小児医療センター副部長、目白大学保健医療学部教授を経て、現在川越耳科学クリニック院長を務めています。医療を受け身でなく、自ら能動的に判断、行動して生活していただけるよう日々の健康に関する話題をご提供してまいります。
みなさんこんにちは、坂田 英明です。わたしは耳鼻科医ですがかなり変わっているかもしれません。医学部の頃は脳外科志望でした。大学の先輩から脳外科は50歳を過ぎると手術ができなくなるぞ、と言われ父親も耳鼻科医でしたので耳鼻科を志望しました。ここまではよくあるパターンです。 耳鼻科は、赤ちゃんから高齢者まですべての年齢層の患者さんが対象です。また時には診断・治療・リハビリを一手に一人で行います。内科のイメージは主に診断が中心で、手術となったら外科へ紹介、外科は手術中心です。眼科や皮膚科、小児科はかなり限定された感じ。耳鼻科はとにかく幅が広いんです。めまいのような内科的なこと、機能外科としての耳や鼻の手術も多く行います。癌患者さんも診療します。そんなわけで耳鼻科を志望し今日まで研賛してきました。 さて日本は平均寿命が高い長寿国ですが、国民の幸福感はさほどでもないとよく言われます。医療費は高騰し社会保障費はどんどん増加しています。高度先進医療というハイレベルな医療もどんどん進歩しています。一方で一人暮らしの方の医療・救急の問題、小児医療など問題は山積みです。また、「かぜ」をひいたらどう対処するかなどのごく初歩的なこともあまり話題になりません。 国民皆健康保険制度は世界に冠たる制度ですが、個人個人が自分の健康を考え、節制すべくは節制、メディアの情報に振り回されることなく、医療を受け身でなく自ら能動的に判断して日々生活していって欲しいと考えています。 これから日々の健康に関する話題をご提供してまいります。みなさんといっしょに考えてまいりましょう。ご意見をどしどしお寄せください。
耳に水が入ったときの治し方・水抜き…ガサガサ音が取れない時の注意点
【耳鼻科医が解説】耳に水が入って取れない場合、水ならば無理に水抜きなどをせずに放置して大丈夫です。通常は数時間で自然に乾きます。もし耳に水が入った感じやガサガサ音が続く場合は、耳垢の溜まりすぎや耳管機能の異常などの可能性があるので、耳鼻科を受診しましょう。耳に水が入って抜けない場合の症状、水の抜き方、注意点などを解説します。
耳鳴りの止め方・治し方…キーンという耳鳴りの原因は?
【耳鼻科医が解説】耳鳴りの止め方はあるのでしょうか? キーン、ジージー、ゴーッなど、様々な聞こえ方をする耳鳴り。高齢になり慢性化すると治療が難しいため、30~40代の早い段階で対処することが大切です。ストレスや不眠、不安感などの心因的な要因や、喫煙、カフェインの過剰摂取などの生活習慣も影響する耳鳴り。原因と止め方、現段階での治し方について解説します。
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