『ビジュアル世界切手国名事典』の著者にして実力派の切手収集家

切手収集全般に関するライターで、中欧・日本を領域としたアカデミックな郵便史研究も幅広く手がける。(公財)日本郵趣協会公認審査員。郵便史研究会監事。日本国際切手展2011にて大金銀賞受賞、全国切手展2013で金賞・住野正顕賞を受賞。

ガイドからの挨拶

切手収集は150年ほど前にヨーロッパで始まった趣味です。古ぼけた紙きれと見える一枚の切手でも、ちょっと調べると、それぞれの世界の国々の風物や歴史などが表現されていることに気付かされますし、デザインも美術的な価値の高いものも多いことから、とても知的な趣味の1つとされます。

切手1枚1枚の魅力もさることながら、切手収集の面白さは、たくさんの切手の背景にある文化や歴史を吟味して、1つのまとまりのあるコレクションを構成していくことにあります。コレクター(収集家)はひっそりと自分の部屋に「小さな美術館」を作り、時には美術館のキュレーター(学芸員)としての眼を持ちながら、考察を深めていくのです。自分だけの「小さな美術館」では、1枚30円の切手も、1枚10万円の切手も1つ1つが貴重な収蔵品であり、そのかぎりでは対等です。切手収集には「こうでなければならない!」ということはなく、自分にピッタリのやり方で収集の楽しさを追求していくことができ、知的好奇心をくすぐります。

ガイド記事では、できるだけ「正統派」や「伝統的」と言われるやり方に基づいて、紹介していきたいと思います。何事も基本が大事であり、基本を知っていればこそ、独創的な広がりを持つ切手収集も可能になります。ぜひ、基本に忠実な「切手の教科書」として、そしてサッと調べられる「切手の参考書」として、コンテンツをご活用いただければ幸いです。

経歴・バックグラウンド

東京都千代田区生まれ。初めて買った切手は、松尾芭蕉の「奥の細道シリーズ第4集」(1988年)。(財)日本郵趣協会に1991年に入会し、本格的な収集を開始した。1998年頃から切手収集誌(『郵趣』・『スタンプマガジン』・『郵趣研究』・『全日本郵趣』)に執筆を開始した。 現在も外国切手研究・郵便史・切手収集全般に関する著述活動を行いつつ、コレクションを国内外の切手展で発表。最近では、「レトロ郵便局」を提唱し、明治・大正・昭和の郵便局舎の再生・活用のための活動を展開している。

資格

公益財団法人日本郵趣協会 公認審査員(伝統郵趣・郵便史)

経営・所属している企業・団体・協会

公益財団法人日本郵趣協会 郵趣研究編集ワーキンググループ。
郵便史研究会監事。

ホームページ・運営サイト

趣味・特技

川崎・横浜散歩
ローカル色豊かな郵便局訪問
美術館・博物館めぐり

好きなことば・座右の銘

切手収集で人生をもっと楽しく!