外国株/外国株関連情報

暴落中のベトナム株に勝機有り!(2ページ目)

ベトナム株が暴落しています。しかし、企業業績の伸びは止まりませんから、大きな買いチャンスが訪れようとしています。

戸松 信博

執筆者:戸松 信博

外国株・中国株ガイド

  • Comment Page Icon

注目したい追加引き締め政策

そんなこともあって、テト明けの証券市場は大きく下落しています。07年3月に1170ポイントの高値をつけたVN指数は、なんと663ポイントまで下落。あと少しで半分になります。

しかし、ここが安値かというと、一概にそうとも言えません。ここで気をつけたいのは、さらに消費者物価指数が上昇して、さらなる引き締め策が実施されること。そうなれば無論株価は一段安となる可能性があります。08年1月の消費者物価指数は前月比で2.38%増。

しかも、旧正月(旧正月の元旦は2月7日)直前には価格が高騰すると多くの主婦達が判断し、備蓄用にあらかじめ大量の製品を購入。タダでさえ物不足になりやすい旧正月前の状況に拍車をかけました。このままで行けば、2月のCPIは2.5%以上、3%を上回る可能性も高いと考えられており、この状況が続けば政府もさらなる対策を打つ必要が出てきます。

水面下で進む過剰流動性・・・

しかし、ここで世界的な資金の流れを落ち着いて考えてみましょう。今の世界的な株式市場の低迷の結果、これから行われるのは世界的な金融緩和です。米国はもとより、ひょっとすると、利上げが検討されていた日本でも米国と協調して利下げが行われそうな勢い。

加えて言えば、米ドルは凋落傾向にあるとはいえ、まだまだ世界の基軸通貨です。身近なところでは香港ドルなど、ペッグしている通貨も多い。つまり、米国の利下げによって、米ドルにペッグしている国も一緒になって利下げを行わざるを得ない状況になるわけです。このような形で世界中で金融緩和が行われた場合、現在でも騒がれているお金余りの状況は、水面下で加速する可能性があるわけです。

そして、米国のサブプライム問題がある程度落ち着いた時に、その余っている資金は結局どこか運用先を探さざるをえなくなります。その時、先進国の経済の先行き見通しが悪く、開発途上国の経済成長率が高いままなら、その余っている資金はどこに流れるか? こう考えれば、自ずと今すべきことが見えてくるのではないでしょうか。ベトナム株は例年夏場まで相場が下落し、秋口から上昇する傾向があります。

<おわり>

※外国株のガイドサイトではドバイ株の情報を随時アップしていますので、
こちらもチェックしてくださいね。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
ドバイ株の最新情報はこちらからチェック!

※上記の記事は、投資の参考となる情報提供のみを目的としたものです。したがって、勧誘を目的としたものではありません。また、投資結果を保証するものではありません。投資に関する最終判断は、御自身の責任でお願い申し上げます。
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/12/31まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます