中国株/中国経済からみる中国株の行方

中国株式市場の特徴(2ページ目)

話題の中国株ですが、株式市場の特徴を勉強してみましょう

戸松 信博

戸松 信博

外国株・中国株 ガイド

誰よりも早く中国株に注目し投資研究を積んだ第一人者のガイド。景気回復で注目のアメリカ株をはじめとする外国株全般、マクロ経済の動向についても解説します。

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私たちが取引できる株の種類は4種類

なお、中国に本土がある企業はA株とB株、あるいはA株とH株に同時に上場できます(B株とH株には同時に上場できません)。私たち日本人が投資できるのは「B株」、「H株」、「レッドチップ」、「その他香港株」の4種類となります。

ところでA株、B株、H株と中国本土に本社がある企業について、株の種類がたくさんある理由ですが、まずH株は単純に上場している国の違いです。たとえば日本企業であっても米国市場に上場している例がありますが、これと同じです。他の国に上場することによって、それだけ多くの資金調達の機会を得ることが出来ます。

A株とB株が別れている理由ですが、これは取引通貨の問題です。A株は人民元で取引されているのですが、人民元は完全に自由化されておらず、外国人は自由に人民元を取得できません。結果として外国人は自由にA株が取引できないのです。

しかし、外国人からも資金調達をした方がより企業を発展できますので、人民元の解放を行わずに外国人からも資金調達できる市場として作られたのがB株です。上海B株は米ドル、深センB株は香港ドルで取引されています。

ただ、国際ルールがより徹底されている香港市場の方が、外国人から大量の資金調達をするには適していることがあとから分かり、中国企業が海外の投資家向けに上場する場合は、香港市場に上場するのが一般的になってしまい、B株にはここ数年新規上場がありません。

このことから、B株も確かに投資をできる市場ではありますが、銘柄数が少なく、近年になって上場してきた中国を代表する企業はすべて香港市場に上場しているために、日本人が取引する中国株の大部分は香港市場の「H株」、「レッドチップ」、「その他香港株」であることが多いです。

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