内需主導へ移行する中国。白物家電トップの海爾電器に注目!

冷蔵庫や洗濯機などの製品でトップシェアを持ち、海外でも知名度が高まる海爾電器

冷蔵庫や洗濯機などの製品でトップシェアを持ち、海外でも知名度が高まる海爾電器

中国はインフラ投資や外需に依存してきた経済体質を、個人消費を活性化させ、先進国並みの内需主導のモデルに移行しようとしています。政権が変わったばかりの中国は、「移行期」という言葉が何かと当てはまりそうです。移行期には不安も多くなるものですが、今後この移行がスムーズに進むのであれば、消費銘柄にも注目していけると思います。

中国海爾集団(ハイアール集団)の傘下企業である「海爾電器」(ハイアール・エレクトロニクス)は民営の白物家電メーカーです。海爾集団は1984年に青島で設立され、当初は冷蔵庫の製造から出発し、その後エアコン、冷蔵庫、小型家電、黒物家電(テレビなど)など事業を多角化し、海外進出も果たし、現在165各国で展開しています。

冷蔵庫、フリーザー、空調、洗濯機など8種の製品でトップシェアを持ち、ブランドの知名度は海外でも高まってきています。買収も積極的に活用して規模を拡大させ、2012年はニュージーランドの家電大手を買収したほか、2011年には日本の三洋電機の白物家電部門を買収し、「アクア」のブランド名で三洋製品を販売しています。

米プライベートエクイティファンド大手とも戦略的資本提携

海爾集団は製品によって上場会社を分け、冷蔵庫、エアコン、電子レンジ、食器乾燥機などはA株上場の「青島海爾」が生産しています。そして香港上場の「海爾電器」は洗濯機と給湯器を生産するほか、他社製品も含めた家電製品の販売およびアフターサービス等を行います。

株価は家電メーカー内の勝ち組といえ、何年もハンセン指数を上回って推移しています。好調な業績と株価を反映して、2013年春より「FTSE香港指数」の構成銘柄に、申洲国際(02313)などと一緒に採用が決まりました。

また海爾集団は、米プライベートエクイティファンド(未公開株投資会社)大手のカーライル・グループと2011年夏に戦略的資本提携を結び、転換社債とコールワラントを発行しています。この結果、現在カーライルは同社株の9.5%を持つ第3位の株主となっています。

カーライルが出資を決めた頃、海爾電器の株価は9香港ドル台でした。その後順調に株価は14香港ドルを超え、ここまでのところ、カーライルにとって良い投資案だった模様です。

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