変額個人年金保険の基本型を利用する
変額個人年金保険の基本型は、保険料を特別勘定(ファンドとも言う)で積極的に運用し、その運用成績によって積立金額が増減し、それに伴って将来受け取る年金額も変動するタイプです。年金額が減ってしまうかもしれないリスクを取っても老後資金を増やしたい人向きの商品と言えます。特別勘定は、保険会社が複数本用意してあり、その中から、どの特別勘定で運用するか、また、どの特別勘定でどれくらいの割合を運用するかの配分割合も契約者自身が決めます。運用が始まってから、特別勘定を他の特別勘定に移すこともできます。これをスイッチング(積立金の移転)と言います。
もし、スイッチングが面倒な場合は、契約時に資産配分割合を決め、運用中に配分割合が変わったら、自動的に元の配分割合に戻してくれる自動調整機能がついた商品を選ぶといいでしょう。
外貨建の個人年金保険を利用する
外貨建の個人年金保険は、日本円より金利の高い外貨で運用するので、日本円で運用するより貯蓄性が期待できます。また、加入時と受取開始時の為替相場によっては、為替利益が得られる期待もあります。年金額が減ってしまうかもしれないリスクを取っても老後資金を増やしたい人、資産の一部を外国の通貨に分散したい人向きです。
外貨建の商品は、円高で購入して円安で売るのが為替差益を得る基本です。しかし、為替相場が乱高下して、今が円高なのか正しく判断しくにいときは、しばらく様子を見てもいいでしょう。