電車に乗っても買い物しても便利な「ICOCA」!!
「ICOCA」はJR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)が発行する前払い方式のカードです。「Suica」とほとんど同じ仕組みで交通乗車と電子マネー機能がついています。カードは「ICOCA」「ICOCA定期券」「こどもICOCA」「こどもICOCA定期券」の4種類。「ICOCA」はJスルーカード(磁気方式カード)にICカードの機能をプラスしたもの。「ICOCA定期券」はJスルーカードに定期券機能を併せたものです。
現在はJR西日本のクレジットカード「J-WESTカード」に「ICOCA」の電子マネー機能や定期券が加わった「SMART ICOCA」「SMART ICOCA定期券」が登場して利便性があがっています(首都圏でいえば「Suica」とJR東日本のビューカードが合体したビュースイカカードと同じ位置づけです)。
相互利用でエリアは西に東に拡大中!!
ICカードが電車と駅の光景を変えてしまう! |
さらに、電子マネーでのショッピングも駅構内のコンビ二「ハート・イン」「デイリー・イン」で利用できるようになりました。加盟店はこれからどんどん増えていくでしょうから楽しみです。
「ICOCA」のユニークな機能としては、カードの残高が1000円以下になった場合、または、「ICOCA定期券」の定期券有効期間が残り14日以下になった場合、改札機にタッチしたときに、通常の案内音とは違う音で知らせてくれることです。これによって、チャージをし忘れることや、定期券の期限切れを未然に防ぐことができます(こうした機能はぜひ「Suica」にも搭載してほしいものです)。
「PiTaPa」はポストペイ方式のIC乗車券!!
一方「PiTaPa」は関西を中心に岡山、静岡地区の私鉄、バス51社局が共同で設立したスルッとKANSAIによって運営・管理されています。カードは「PiTaPaカード」、家族カード、提携カードの三種類があります。「PiTaPa」の特色は事前に簡単な審査があり、それにパスした人だけが持てるということです。審査といっても簡単なもので、九割以上の人がパスするといいますから、それほど心配することはありません。そして、支払いがポストペイ(後払い)式で利用代金は一カ月後にまとめて口座振替になることです。そのため、「ICOCA」や「Suica」のように事前にチャージする煩わしさはありません。