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三井住友系カード3社合併の意味(2ページ目)

オーエムシー、セントラルファイナンス、クオークの三井住友系カード3社の合併で、5年前に始まった三大メガバンクを中心としたクレジットカード業界の再編は一段落。新しい業界の姿が見えてきました。

岩田 昭男

岩田 昭男

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三井住友カードとは電子マネーなどで連携を深める!

その結果、09年4月には、信販、流通のノウハウをもった全く新しいカード会社が誕生します。メガバンクの傘下にある強みを生かしてキャッシュカード一体型のクレジットカードを発行したり、ポイントの相互交換も活発に行えるようになるでしょう。また、三井住友カードの扱っている電子マネーを新会社でも扱うようになるといわれます。iDをはじめ、スイカ、パスモ、ピタパなどの発行枚数が増大すると期待されます。

いずれにしろ、これで三大メガバンクがそれぞれのクレジットカード戦略を明確にしたわけで、これから急拡大が予想されるクレジットカード市場を巡って本格的な戦いが始まることになります。

まだまだ伸びるクレジットカード市場!

ちなみに2011年度の三井住友カードと合併会社合算のショッピング取扱高は12兆円を見込んでいます。これは今年度予想の7割増という大きなものです。シンクタンクからは5割増という予測がでており、少し頑張って7割を超えるという数字をだしたと担当者は語っていました。それくらい増えても不思議ではないでしょう。公金解禁などでクレジットカードはますます使われるようになるからです。この成長を睨んで三大メガバンクは必死に体制を整えようとしているのです。


【関連リンク】
三井住友フィナンシャルグループ「三社合併について」
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