インターネットバンキングは種類によってサービス内容に違いが…
インターネットバンキングには大きくわけて、次の3つのタイプがあります。
- 既存の都市銀行や地方銀行が提供するサービス
- ネット専業銀行が提供するサービス
- ネット支店が提供するサービス
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。
既存の都市銀行や地方銀行が提供するインターネットバンキング
既存の都市銀行や地方銀行が提供するインターネットバンキングは、口座開設と同時に申し込む、あるいは、すでに口座を持っている場合は別途申し込みを行います。インターネットバンキングの利用手数料は無料。インターネットに接続できる環境があれば、手軽に時間を気にせずサービスを利用することができます。例えば都市銀行なら、みずほ銀行は「みずほダイレクト」、三菱東京UFJ銀行は「三菱東京UFJダイレクト」、三井住友銀行は「SMBCダイレクト」、りそな銀行は「りそなダイレクト」というサービス名で提供しています。
ネット専業銀行が提供するインターネットバンキング
ネット専業銀行は、実店舗を持たないインターネット上の銀行です。ジャパンネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行の5行に加えて、一番新しいネット銀行として、2011年5月に大和ネクスト銀行(大和証券グループ)も営業を開始しました。
ネット専業銀行は、店舗を持たないという特徴を生かして、高金利定期や割安の振込手数料、ネットだけで完結する住宅ローン、同じ金融グループ内の連携など……様々な差別化を図っています。
ネット支店が提供するサービス
一方、ネット支店は、既存の銀行が支店の一つとして、店舗を持たずインターネット経由でのみサービスを提供している銀行支店です。ネット支店を出しているのは地方銀行が多く、金利の高いネット定期を扱っているのが特徴です。ネットバンキングが便利な新生銀行、シティバンク銀行
ネット専業銀行でもネット支店でもないけれど、店舗でのサービスと平行して、ネットバンキングに力を入れているのが、新生銀行やシティバンク銀行です。新生銀行の「新生パワーダイレクト」、シティバンク銀行の「シティバンク オンライン」は、インターネットで幅広いサービスを提供しています。
インターネットバンキングは、今後もますます発展しそうです。