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ショック!ATMの操作画面が盗撮(2ページ目)

スキミングにスパイウェア…銀行サービスを取り巻く環境は危険がいっぱい。今度はなんとATMの画面が盗撮されていた…というショッキングな事件が。

執筆者:大寺 由紀子

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リスク管理は十分ですか???

ATM盗撮
銀行に預けていても油断禁物
●通帳が盗まれ副印鑑欄の陰影をスキャナで読み取られ、印鑑を偽造して通帳から現金が引き出されるという被害が相次いだ頃がありました。最近では、多くの銀行が副印鑑を廃止し、通帳不発行の口座の提供も行うようになり

●ただ、ATMが利用できないと不便ということでキャッシュカードは所有。するとカード所有者が気づかないうちに、カードの磁気データが盗まれ、偽造されるというスキミング被害が発生

●磁気カードより安全なICカードを肌身離さず持っていればスキミング被害は回避?と思っていたら、ATMを利用している間に暗証番号が盗撮されたり

●ネットバンキングを利用したら、パソコンからパスワード等を盗み出すスパイウェアに感染してパスワードが盗まれ、盗まれたパスワードを使って口座を勝手に操作され、見知らぬ口座に送金されたり

と、銀行サービスを利用する際には危険がいっぱい?

営業時間外のATMコーナーの警備強化やキャッシュカードのIC化、生体認証の導入等、銀行サイドも様々な対策を講じてはいます。生体認証では、東京三菱銀行が他行に先駆けて2004年10月から、手のひらの静脈による生体認証機能を搭載したICカードの取り扱いを開始。また、長崎に拠点をおく十八銀行では、全国で始めて「指静脈方式」で本人確認を行う生体認証口座の取扱いを開始。この十八銀行の「バイオガード」は、口座開設条件や口座維持手数料等、かなり敷居の高い口座で、盗難防止のためキャッシュカードの発行もなく、公共料金の引き落としも不可という徹底的に安全性を重視した口座です。

東京三菱 スーパーICカード 使ってみました!生体認証カード
十八銀行「バイオガード」

通帳もカードも不発行、ネットバンキングも利用せず、生体認証のみで取引…というのが安全面だけを考慮した場合の究極の銀行活用法(?)なのかもしれませんが、生体認証対応機の現状を考えると、不便過ぎてあまり現実的ではありません。安全性と利便性のバランス取りは難しいですね。個人レベルでは、銀行側がユーザのニーズに合わせて提供する様々な商品の中から、自身の安全性と利便性を考慮して商品を選択していくことに…。より安全な商品、より便利な商品、そうした商品を取り扱っている銀行はどこなのか…自身の財産を守るための情報収集が何よりも大切です。
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