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こんなときに高収益!ベアファンドって何?

日経平均はこの1年で30%の下落です。しかし、こんなときなのに30%もの高収益を上げているファンドがあります。ベアファンドっていったい何でしょう?

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

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株価が低迷している中で、多くの個人投資家は忍耐のときを迎えています。それなのに、こんな時期なのに、うらやむようなパフォーマンスの投資信託があります。それは・・・ベア型ファンドです。

30%以上も急騰した投資信託

写真のタイトル
意外かも知れませんが熊は臆病なんです。だから弱気相場の象徴とされています。熊の反対は牛です。
2008年の年初来から30%以上の急騰を遂げている投資信託が3本もあります(2008年2月9日現在)。

新光Wベア・日本株オープン
日経225ベア型オープン/日本
野村・日本スーパーベア5

この3本は同じ方針で運用されている派生商品型(デリバテイブ型)の投資信託です。その方針とは、資金を安全な場所(コールローンや短期公社債など)で運用しながら、株価指数先物の売建を行います。

将来の売りを先行させるのですから、株価が下がればより安い価格で売った玉を仕入れることができます。つまり、株価が下落するほどにもうかる投資信託というワケで、原則として投資信託財産の純資産額の2倍程度を売り建てます。

これらの投資信託はその構造から、株価が15%下がれば純資産額は2倍の30%上昇することとなります。3本のファンドともに、「ベア」の文字が付いています。

そもそも「ベア」って何のことでしょう?
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