安い資産を拾い集める
高い資産と安い資産、あなたはどちらに投資したいですか? |
何が安くて、何が高いのでしょう?世界中のメジャーな資産の値ごろ感を、ガイドの独断で次のように表示してみました。
2008年3月末の時点でのメジャーな資産の価格傾向。高値圏にある資産がさらに上がるかもしれない。しかし、それは神のみぞ知ること!私たち個人投資家は無謀な予測をせずに、過去30年の長期の価格推移の中で、今を判断すれば十分ではないだろうか? |
意外と、人は高値のものに関心を持ち、安いものに冷淡ですが、大投資家のジム・ロジャーズはこういってのけました。投資なんてかんたん!人が捨てていった掘り出し物を拾っていくだけのことだと。
時間軸によって異なる判断
ところが、コトがそう単純でないのは、歴史的な高値圏にある金(ゴールド)のことを「今は下がっている」と表現する人もいるからです。諸説紛々となり初心者は混乱します。実は、高い、安いという判断の違いは、その人の時間軸による違いなのです。たとえば、短期投資家と長期投資家の違いです。高値圏にあっても三日続けて下がっていれば、短期投資家は「今は下がっている」からチャンスだと叫びます。反転したら、すぐに売って小さい利益を確定させて喜ぶからです。
しかし、長期投資家は相場や市況を毎日ウオッチし続けるようなことはしませんから、小さな値動きやチャンスは、一種のノイズ(雑音)に過ぎないと割り切ります。この記事は、投資の初心者を読者として想定して書いていますので、ほとんどの方が長期投資を心がけるべきと申し上げます。高い安いという判断も、過去数十年の価格推移の中での相対的評価でいいのです。
高いものを買わない。値ごろな資産だけを拾っていく。こんな堅実は方法をなぜか専門家は「逆張り」と呼ぶ。なぜなんだろう?詳しくは次のページで!