年金格差は7千万円!、合計3億円の格差!

(ステージ2)年金生活時代の年金格差

現役時代だけでなく、年金生活に入っても収入格差は広がります。ここでも収入格差について(正社員の年金収入)?(フリーターの年金収入)を概算してみましょう。

正社員であった人は、毎月の給料から強制的に厚生年金保険料を天引きされています。なかなか高い保険料に納得いかない人もほとんどでしょう。その代わり、65歳から老齢厚生年金をもらうことができます。今の年金水準は平均して月額19.8万円程度です(会社員を20年以上勤めた男性の平均。社会保険庁HPより )。また、年金を受け始めた人は平均して男性18年、女性23年ほど長生きします(65歳時点での平均余命 厚生労働省HPより )。65歳以降受けられる男性の平均的な年金収入を仮定してみると約4277万円ということになります。毎月の金額は小さいかもしれませんが、やはり長生きすればするほど年金の大きさが見えてきます。

先ほど生涯賃金を見ましたが実はこれには退職金は入っていませんでした。退職金は老後の大きな収入源のひとつです。退職金や企業年金の水準は企業格差が大きいため一概には言えないのですが、総務省の調査によると大卒の男性が定年退職した場合の退職金水準は平均2738万円ということになっています(平成13年民間企業退職金実態調査 )。合計すると正社員の老後の収入は7015万円ということになります。

フリーターの場合、将来受けられる年金は国民年金(老齢基礎年金)のみです。老齢基礎年金は月額にして6.6万円が上限で、未納期間に応じて少なくなります。現実的には5.4万円程度で受け始める人が平均だそうです。仮に男性の平均余命18年で計算すると1166万円の収入です。これはこれで非常に大きな老後の収入ですが、会社員との格差の大きさは否めません。

フリーターの場合、当然退職金もありませんので、合計すると格差は5849万円です。もし、国民年金保険料を未納しすぎており、基礎年金がまったく受けられないとしたら格差はそのまま7015万円にもなってしまうことになります。

合計してみると、2億9千万円から3億円の差がフリーターと正社員に生じることになりました。ちょっと衝撃的な違いです。正社員は苦しい事も多いですが、どちらがトクか、まだ選べる人は正社員を諦める前にじっくり考えてみてください。


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