総合型401kは企業型401kのバリエーション

最初に種明かしをしてしまうと、総合型401kは企業型401kのバリエーションのひとつです。よって、会社が401kを始める際に選ぶものということになります。「総合型」という呼び方は同じ企業年金のひとつである厚生年金基金の分類を参考に呼ばれている、いわば通称です。

厚生年金基金では企業が単体で設立する「単独型」(例:A社厚生年金基金)、企業グループで設立する「連合型」(例:B社グループ厚生年金基金)、業界団体等で設立する「総合型」(例:C業界厚生年金基金)があります。総合型の厚生年金基金には、その業界に属する中小企業がたくさん加入して、スケールメリットを作って企業年金を運営しています。

総合型401kはこの考え方を401kでも活用し、中小企業でも「簡単」で「安く」、401kをスタートできるようにしています。つまり、たくさんの企業が寄り集まってひとつのパッケージを利用しているのが総合型401kなのです。

総合型の401kでは代表となる会社をひとつ設け、厚生労働省と規約等のやりとりを行って401kをスタートさせます。他の中小企業はすでに厚生労働省の承認を受けている総合型401kに追加で参加することになります。

簡単にいえば、通常の企業型401kはオーダーメードの服を注文するようなものです。手間もかかりますし費用もかかります。ただし、自分の会社にぴったりの制度ができあがります。総合型401kはレディーメード、あるいはセミオーダーメードのようなイメージになります。テンプレートに従って選択していけば簡単にリーズナブルに401kがスタートできるというわけです。

→総合型401kのシェアはすでに30%その実態は次のページへ