転退職のシーズン?401kは大丈夫?

3月は転退職のシーズンです。もちろん、3月に限った話ではありませんが、年度末を期に転職を決心した人も多いことでしょう。

ところで、転職というと401kです。普通の会社だと転職時には退職金をもらっておしまい、というのがよくあるパターンですが、401kだと積み立ててきた財産をそのまま引っ越しすることができます。老後のための大切な財産ですから、取り崩さずに引き続き増やしていきたいものです。

すでに会社が401kを導入している会社員は約456万人です(2013年6月時点)。会社員の全体数からすれば13~14%くらいです。おおむね7~8人に1人が401k利用者となっています。当然ながら、転職する人の何人かに一人は401kの対象者でしょう。そこで、今回は転職するときの401kの移し方についてご説明します。

自分で手続きしないと401kの財産は引っ越しできない

まず、401kの財産ですが、勤続3年以上であれば必ず全額持ち運びが可能です。勤続3年未満の場合は、会社によっては会社が払った掛金の一部ないし全部が没収されることもあります。これは各社の401kごとに異なるので社内規程や401kのパンフレットを見てください。もし、会社が払ってくれた掛金の総額より、401kの財産のほうが少なくなっていたとき(運用で元本割れしたときなど)は、追加負担を求められるようなことはありませんので大丈夫です。

次に、転職するときは、自分で手続きをしないと401kの財産の引っ越しは行われません。面倒ですが会社は手続きを代行してくれませんので、注意してください。そのまま放ったらかしにしておくと、半年後に強制的に国民年金基金連合会に財産が移されてしまいます。こうなると口座は凍結され、5200円+凍結された月数×50円の事務手数料を払わないと引き出せなくなります。気をつけましょう。

引っ越しのパターンとしては、(1)401kのある会社へ転職したとき、(2)401kのない会社に転職したとき、あるいは自営業者になったときの2つがあげられます。

まず、(1)401kのある会社に転職した場合は、新しい会社の総務部などに「前の会社で401kをやっていたので、資産の引き継ぎをしてほしい」と言ってください。基本的な手続きは新しい会社が前の会社とやってくれます。この場合だと、会社が翌月から401kの掛金を振り込んでくれるので、今までの資産に新しい掛金が追加され積み上がっていくことになります。ただし、入社時にちゃんと自分で申し出ておかないと、401kの口座が2つ生じることになり、後から引っ越ししようとするとちょっと面倒になります。

(2)401kのない会社に転職したか、自営業者になった場合などは、個人型401kの口座を作り、国民年金基金連合会に資産を引っ越しすることになります。個人型401kはほとんどの金融機関で取り扱っているので、身近なところに問い合わせてみてください。こちらも残念ながら事務手数料として2700円がかかってしまいます(もう少し値下げしてほしいものです!)。個人型401kの加入者になれる場合は、毎月自分の財布から掛金を追加することもできます(自営業者等あるいは企業年金のない会社員)。そうでない場合はすでに積み上がった資産の運用指示だけを行います。大事に育てていきましょう。

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