塵も積もれば山となる!毎月1万円でも1000万円貯まる!
さて、1000万円を準備する一番効果的な方法はなんでしょう? 株? 為替? 先物? いえいえ、一番確実で効率的なのは「毎月積み立て」することです。1万円を1カ月で運用で2万円にするのはプロでも至難のわざです。高いリスクを取ってチャレンジすることもできますが、その場合、半減する可能性もあります。しかし、今月1万円、来月1万円積み立てれば誰でも簡単に2万円にすることができます。
「当たり前じゃん」とか「バカみたい」と思うかもしれませんが、元本を定期拠出し続けることは運用の基本です。数億円~数兆円を扱う国の年金運用も企業年金の運用も、「拠出+運用」の組合せでお金を増やしていくのです。とにかく毎月1万円以上貯め続けることが第一歩です。
塵も積もれば山となる、なんて言いますが、努力もせずにいきなり目の前に1000万円は現れません。1万円も積もればいつかは1000万円につながるわけです。毎月1万円も貯められない、という人は家計をじっくり見直して毎月1万円の貯蓄癖をつけましょう。すべてはここからです。
さて、30歳になったらとにかく毎月1万円貯めたとしたらどうなるでしょう。60歳までがんばったとしたら、30年ですから360万円が黙っていても積み上がります。これが元手です。30年にわたって、年平均6.0%程度の運用ができれば30年後には1000万円を達成することができます(手数料や税金を除いた実質利回り)。株式投資信託等を使えば実現できるかもしれません。
「もっと安全・確実に」という人は、定期預金に公社債投信やMMFを組み合わせる程度で運用を考えることにして、夏と冬のボーナスごとに5万円追加してみましょう。これだけで元本が660万円になりますから、利回りは平均2.6%程度あれば1000万円が達成できます。これくらいならなんとかなりそうですね。株式投信も組み込んでうまくいけば1000万円以上になるかもしれません。
時間が短い場合は、ちょっとがんばらなければいけません。たとえば20年で準備するのであれば、毎月15000円にボーナスごと8万円の積み立てで年平均3.7%ないと1000万円になりません。それでも株式投信などを組み合わせればなんとかなります。
具体的な商品選びは次回、紹介します。とりあえず今月の給料日から、「毎月1万からの1000万円計画」、始めてみませんか?
第2弾○あの商品で誰でも1000万円作れる!
第3弾○世代別誰でも1000万円作れる方法!