将来に1000万円単位の資金ニーズが山積み!
人生とにかくお金がかかります。食事をしたりお気に入りの服を買い物すればお金がかかりますし、賃貸住宅なら毎月の家賃が、住宅ローンがあれば返済の負担もかかります。働けなくなる定年後の生活費も準備しておかなければいけません。おそらく、毎月のお給料はほとんど残らない人ばかりではないでしょうか。とはいえ、将来にお金がかかることも意識して、貯めたり殖やしたりすることを考えたいものです。というのも、ドンと大きな出費がこれからの人生山積みだからです。たとえば……
○子どもの学費は1人1000万円を覚悟すべし!
子どもが高校から大学に通う7年間の学費は1人あたり、およそ1000万円です。子どもが私立で下宿となればさらに学費はかかります。子どもが2人なら当然2倍かかります。そうなれば2000万円ということになってしまいます。(高校入学から大学卒業までの総費用944万円。データ:国民生活金融公庫「家計における教育費負担の実態調査」)
○住宅購入に1000万円!
家を購入する場合、平均的に約1000万円の手持ち資金を準備し、2500万円程度のローンを組んでいます。多くはローンに頼るとしても、頭金が少しでも多いほうが残りのローン返済が楽になります。ちなみにローンを組んだ借入額と総返済額を比べると、これまた1000万円以上多く支払わなければなりません。(建売:平均購入価格3562万円×手持ち資金割合27.0%=961万円、マンション:平均購入価格3216万円×手持資金割合23.3%=約750万円。その他諸経費として購入価格の10%はかかる。データ:住宅金融公庫「平成15年度公庫融資利用者調査」)。
○老後資金準備に1000万円!
老後資金準備の最低目標として3000万円は自分で貯めておく必要があります。今後、年金水準は低下することが予想されます。会社員であれば退職金があるとしても、やはり少なくとも1000万円以上は備えておきたいところです。(データ:AllAbout「401kと将来設計」35歳、老後のために3000万円!)
とまあこんな感じ。とにかく、今の生活に足りるか、だけではなく、今後のことを見通してお金を準備しておく必要があるわけです。
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