企業年金・401k/401k(確定拠出年金)の基礎を学ぼう

401kで投資信託が絶対トクな6つの理由 前編(4ページ目)

投資信託に興味のある人が増えています。しかし、もしあなたの会社で401kを採用しているなら、絶対に401kで投資信託を買うべきです。なぜなら、トクする理由がたくさんあるからです!

山崎 俊輔

執筆者:山崎 俊輔

企業年金・401kガイド

  • Comment Page Icon

理由3)運用期間の手数料も割安だから!

理由の3つめは「無料」ではありませんが「割安」です。スーパーマーケットで買い物をするとき、同じ商品であれば安いほうがいいのはいうまでもありません。401kでは、銀行等で販売している投資信託と同じ商品が割安になることがあるのです。

投資信託では運用期間中に手数料がかかります。運用管理費用、あるいは信託報酬と呼ばれるものです。報酬という名前ですが、報酬を受けるのは金融機関の側ですから、私たちはこれを手数料として引かれることになります。年率○%といった形で明示されており、日割りした分を毎日の投資信託の残高から引いていきます。つまり、毎日確認することのできる基準価額や資産額は、こうした手数料を引いた後の値段というわけです。

同じ運用をした投資信託であれば、運用手数料が低いほうが最終的に手元の資産は増えることになります。たとえば、A投資信託とB投資信託があり、どちらもTOPIXのインデックスファンドであったとします。どちらもインデックスとほぼ同様の値動きをするはずですが、A投資信託とB投資信託の基準価額が同じ値動きをするわけではありません。なぜなら、信託報酬の違いが運用結果に表れてくるからです。もちろん、手数料の高いほうが負けてしまうことになります。

401kでは、銀行等で販売されているのと同じ投資信託について「確定拠出年金用」と別設定をするなどして、こうした信託報酬を低く設定している場合が多いのです。銀行のHPなどで投資信託の信託報酬の水準をチェックして、自分の会社の401kの商品ハンドブックなどを比較してみてください。0.5%ほど安いくらいはよくありますし、1%以上安い商品もあったりします。

401kでは解約率が低く、長く保有してもらえる可能性が高いので、金融機関は手数料を無料にしたり割安にしたりして対応しているのです。これを利用しない手はありません。何せ、黙っていても年間1%の差がつくとしたら、銀行で投資信託を買うより401kで投資信託を買ったほうがいいに決まっていますからね。

→(後編へ続く) 理由4)儲かったときの税金が全額非課税だから!
【編集部からのお知らせ】
・「家計」について、アンケート(2024/11/30まで)を実施中です!

※抽選で30名にAmazonギフト券1000円分プレゼント
※謝礼付きの限定アンケートやモニター企画に参加が可能になります
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます