理由4)儲かったときの税金が全額非課税だから!
次も、大きくトクをする項目です。今度はなんと「非課税」です。最近増税の話が多いですが、「非課税」というのですから、トクするに違いありません。投資信託を売却して利益を得たり、投資信託の収益分配金(株の配当に相当するもの)を受けたり、定期預金の利息をもらったりすると、そのつど税金がかかります。仮に年利0.01%の定期預金であっても、国は20%もの税金を引きます(別途、復興特別所得税もかかる)。つまり手取りは0.008%ということです。
大もうけしたときにも税金がかかり、ごっそりと利益の一部を持って行きます。株式投資信託の収益は原則10%の課税ですが、10万円分購入した投資信託が15万円になったので売却しても、手取りは4.5万円しか残らないわけです。これも大きいマイナスです(これに解約時の手数料がかかれば、さらに手取りは減ってしまう)。2014年からは投資の利益も20%の税率に戻ることとなっています。
こうした運用にかかる利益すべてについて、401kでは完全に非課税となっています。0.2%の定期預金の利息も0.2%分を丸ごと受けられますし、50%値上がりした投資信託の値上がり益であっても、50%分をそっくり手元に残すことができます。
手元に残しておくお金が増えれば、またそれを運用してより多く増やすチャンスが芽生えてきます。仮に4%の利回りと、3.6%の利回り(10%課税の場合)の差を38年積み上げるとその差は95万円にもなります(毎月掛金1万円)。税金分だけで老後に世界一周旅行に行けるほどの差が出てくるわけです。どちらがお得かは明らかですね。
これは401kの法律を作るとき、「最終的に年金で受け取る老後には課税するよ」というルールにしてあるからです(実際には老後の税率は現役時代より低いのでそれほど負担は大きくない)。ぜひ利用してみたいものです。投資信託はやはり401kというわけです。
→理由5)毎月少額から継続して購入できるから!