資産運用/投資初心者にもできるカンタン資産運用法

なぜ成功者がこれほど少ないのか?(2ページ目)

投資でも起業でも、「素直」な人が成功しやすいという事実を知っていますか? 実はコレ、対人コミュニケーションの重要な一要素でもあるのです。なぜ素直さが有効なのでしょうか? そして私たちが意識すべき点とは?

午堂 登紀雄

執筆者:午堂 登紀雄

ニューリッチへの道ガイド

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成功への道は、守・破・離から

先人が作り上げた成功の「型」をマスターしてから自分流にアレンジしよう
例えばテニスがうまくなりたいと思ったら、何万回も素振りをするでしょう。基本を繰り返すことで、正しいフォームが体に染み込みます。すると、どんなに疲れていても、どんなに不利な体勢からでも、正しいフォームでボールを打つことができるのです。これが基礎です。基礎がまだできていない初心者は、ちょっと体勢が崩れただけで、フォームが乱れ、うまく返球できないですよね。

そして、もっとうまくなりたいと思ったら、プロ選手のビデオを繰り返し見ては自分でやってみるというふうに、基礎という土台の上にいろいろなテクニックを学びます。このように、ものごとが上達するための教えを、「守・破・離(しゅ・は・り)」と言います。ご存じの方も多いと思いますが、能や歌舞伎、武道などの世界で言われていることです。

まず『守』。最初の段階では、指導者の教えを、とにかくきっちり守ります。 学ぶ人は、師の教え通りに真似をして、無意識でもできるようになるまで徹底的に体にたたき込みます。そして、しっかりマスターしたら、次の段階に移ります。

それが『破』です。これは指導者の教えをただひたすら守るだけではなく、少し破ってみる段階です。 つまり、自分独自に工夫して、指導者の教えにはないやり方を試してみるのです。そして徐々にいろいろな場面で使える方法を取り込み、自分のものにしていきます。

そして最後は『離』。これは、指導者の教えから離れて、自分自身で工夫し体得したものをさらに発展させ、自分独自の技なり世界を作っていくという段階です。

「型」通りにやってみよう

どの道にも古くから受け継がれてきた基本形(これらは長い期間を経てきたものですから、無駄がなく洗練されています)というものが必ずありますから、初めのうちは、繰り返し繰り返し、基本形の稽古をしなければなりません。しかし時代の流れや自分の個性に合わせ、新しい工夫を加えていきます。そして今までの基本形を越えた、独自の世界を創り出し、自分のオリジナリティを出していくというのが、この「守・破・離」の教えです。

成功法則もこれと同様です。成功の「型」を身に付けましょう。もちろんできることからで結構です。最初から自分に合わせて変えようとすると、あれこれ迷いが出るだけで挫折してしまいがちですから、とにかく一通りやってみましょう。そして、その結果をもとに自分の性格やスタイルに合わないところを省き、独自の工夫を加えてみるのです。そうしていくうちに、自分にとって最もフィットするやり方が必ず見つかります。

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