不動産取引が活発化してきた |
不動産業者のデータベースであるレインズを毎日チェックしていると、ものすごい勢いで売り物件情報が減っています。今年に入ってから、都心部の優良物件の在庫が急減していましたが、つまり売れているということです。
もちろん、「フラット35」(住宅ローン)の条件緩和、住宅取得控除枠の拡大など、不動産取得を後押しする政策群の効果でもあると思われます。
しかしやはり、価格の下落による割安感が出たことが大きいでしょう。そして、都心部は新規供給がほぼストップしましたから、優良な新築物件は限られる。
ということは、都心の中古物件に注目が集まり、さらに中古物件の在庫も少なくなり、さらに価格が上昇するのは必然です。
もちろん、郊外は続落傾向ですから、あくまで都心部や優良立地に限られますが、昨年後半から今年初めに買った、当社の顧客が所有する物件でも、すでに含みのキャピタルゲインが出ています。
いつの時代も、行動が遅い人がババを掴む傾向にあります。もちろん「自宅だから自分が満足すればいい」と考える人もいるでしょう。
しかし、割安な価格で取得しようと思うと、今後資産インフレ傾向が強くなると仮定すれば、チャンスは次のバブル崩壊を待たなくてはなりません。これは不動産に限らず、金融商品でも同じです。
さて、あなたはどういうアクションを取るでしょうか?