とっても便利なWindows XPのマルチユーザー機能。家庭や仕事場で1台のパソコンをみんなで有効に使えます。しかし、正しい使い方を知らないと、人には見せられないファイルを誰かに覗かれる危険があります。今回は、Windows XP導入直後のセキュリティ対策についてご紹介します。
◆[管理者]アカウントにはパスワードを設定する
[管理者]アカウントは、アカウントの作成/削除、システム設定、アプリケーションのインストール、全ユーザーのドキュメントの参照など強力な権限があります。知らない人に[管理者]アカウントでログオンされると、パソコンを自由に使われてしまいます。
これを避けるためには、必ずパスワードを設定しましょう。パスワードは[コントロール パネル]→[ユーザーアカウント]→[ユーザー名]で[パスワードを作成する]で設定します。
パスワードのヒントの欄は入力しないでください。このヒントはログオンユーザー全員が見ることができ、ヒントからすぐにパスワードが解読されてしまいます。
また、[管理者]アカウントは原則として1つにしてください。[管理者]アカウントは強力な権限がありますので、他のユーザーに[管理者]アカウントを与えると、知らない間に設定を変更されたり、ファイルを見られてしまうおそれがあります。