今回は、このような環境下で使う、Mac OS X と Safari の注意点をご紹介しましょう。
“ドメインサフィックス”と“プロキシ設定をバイパスする”
例えば、URLが “home.mycompany.com"とされている場合、“mycompany.com”という部分がほとんどのURLで共通となるため、これを「ドメインサフィックス(検索ドメイン)」に記述するのが一般的なルールです。こうしておくと、“http://home/”を入力することで、“http://home.mycompany.com”を入力したことと同等になります。さらに、“http://support/”とか、“http://desin/”などのように、URL入力を省略することができます。企業内では、おもにローカルエリアネットワークを使いやすくするために上記ルールを適用しているはずです。
そして、インターネットへ接続するための、プロキシを設定する場合、インターネットへの接続はプロキシサーバーを使いますが、ローカルエリアではプロキシを使用しないため、「次のホストとドメインに対してはプロキシ設定をバイパスする:」の設定エリアに対して、先ほどのローカルエリアネットワークをまとめて、“*.mycompany.com”と記述します。(プロキシ自体がローカルエリアとインターネットを切り分けてくれる場合は、この限りではありません)
・・・ところが、Safari を使用する場合は上記のように“*.mycompany.com”と設定されていても、“http://home/” への接続ができないのです。仮にできたとしても、ホームディレクトリのみで、“http://home/workplace/index.htm”のような階層下へのアクセスができません。これは、Safari が“http://home/”を“http://home.company.com”として評価しないため発生します。
では、この問題を解決するにはどうすれば良いのでしょうか?