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レイアウトと基本部品の利用(6ページ目)

androidではXMLでレイアウトを作成します。この基本を理解しましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

イベント処理の組み込み


続いて、ボタンクリックのイベント処理に進みましょう。onCreateでは、buttonにイベントリスナーを設定していますね。

button.setOnClickListener(new MyClickAdapter());


ボタンクリック時のイベント処理は、「setOnClickListener」というメソッドで設定をします。これは引数にOnClickListenerインターフェイスを実装したクラスを指定します。ここでは、MyClickAdapterという内部クラスを用意して利用していますね。これは以下のように定義されています。

class MyClickAdapter implements OnClickListener {
  @Override
  public void onClick(View v) {
    Editable s = edit.getText();
    text.setText("こんにちは、" + s + "さん。");
  }
}


このOnClickListenerインターフェイスでは、「onClick」というメソッドが1つだけ用意されています。これが、クリックされたときの処理を行うものになります。引数には、イベントが発生したViewインスタンスが渡されます。

ここでは、editの「getText」でテキストを取り出し、これを加工してtextの「setText」でテキスト表示をさせています。が、ここでちょっと注意しておきたいのは、「getTextで得られるのはStringではない」という点です。これは、android.textパッケージの「Editable」クラスのインスタンスなのです。

まぁ、toStringでそのままStringは得られますし、StringリテラルとあわせてTextViewにsetTextしたりできますから、あまり「Stringでない」ということを意識することはないでしょう。が、「そのままStringとしては使えない」ということは忘れないようにしましょう。Stringを引数に持つメソッドで利用しようとしてエラーが出てしまう、というようなうっかりミスは、けっこう慣れない内にやってしまいがちですから。

これで、「XMLでレイアウトを作成し、それをJavaから利用する」というもっとも基本となる仕組みはわかってきました。とりあえず、今回登場した3つのコンポーネントを利用して、それぞれでプログラムを作ってみましょう。ちょっとしたアプリなら、既に作れるようになっているはずですよ。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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