Javaプログラミング/Javaプログラミング関連情報

レイアウトと基本部品の利用

androidではXMLでレイアウトを作成します。この基本を理解しましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

(※2009年5月、SDK 1.5とEclipse用プラグインのバージョンアップに伴い、内容を修正しました)

androidのXMLファイルとは?


前回、androidのプロジェクトを作成してみましたが、肝心の画面レイアウトについては、ソースコードをいくら見てもその処理をしている部分が見つかりませんでした。それもそのはず、androidではJavaのソースコードで画面を作成していないのです。では、どこで行っているのか? それは「XMLファイル」です。

パッケージ・エクスプローラーを使い、作成したプロジェクトの中身を見てみましょう。以下のようなものが見つかるはずです。

AndroidManifest.xml――androidのマニフェストファイル。androidアプリの実行に必要な情報が記述されています。

「res」フォルダ内
「drawable」フォルダ――画像ファイルを保管する場所です。デフォルトではアイコンのイメージファイル「icon.png」があります。
「layout」フォルダ――これが、レイアウト情報のファイルを保管する場所です。デフォルトでは「main.xml」があります。
「values」フォルダ――各種の値を記述したファイルを保管する場所です。デフォルトでは「strings.xml」があります。

 AndroidManifest.xmlと、「res」フォルダ内の「layout」「values」フォルダにそれぞれ保管されているmain.xml、strings.xmlが、標準で作成されるXMLファイルです。これらを作成することで、各種の値やレイアウトが用意できた、というわけです。ですから、レイアウトを修正したいならば、この中のmain.xmlを修正すればいいですし、更にレイアウトを追加用意するのであれば、「layout」フォルダ内にXMLファイルを追加していけばよいのです。

AndroidManifestをチェックする


では、まずアプリの情報を記述したAndroidManifest.xmlを見てみましょう。ここでは、以下のようなものが書かれているはずです。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
  package="jp.allabout.android">
  <application android:icon="@drawable/icon">
    <activity class=".MyAndy" android:label="@string/app_name">
      <intent-filter>
        <action android:value="android.intent.action.MAIN" />
        <category android:value="android.intent.category.LAUNCHER" />
      </intent-filter>
    </activity>
  </application>
</manifest>


このXMLでは、<manifest>タグの中に、<application>というタグで、アプリケーションに関する情報が記述されます。これらは、基本的に自動生成されるものですので、一般の利用者が記述したり内容を修正することはまずありません。とりあえず「アプリを起動するのに必要な情報がここに書いてあるのだ」ということだけ頭に入れておきましょう。

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