Javaプログラミング/Javaプログラミング関連情報

レイアウトと基本部品の利用(3ページ目)

androidではXMLでレイアウトを作成します。この基本を理解しましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

main.xmlをチェックする


ここには、初期状態で簡単なレイアウトが記述されています。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
  android:orientation="vertical"
  android:layout_width="fill_parent"
  android:layout_height="fill_parent"
  >
<TextView
  android:layout_width="fill_parent"
  android:layout_height="wrap_content"
  android:text="Hello World, MyAndy"
  />
</LinearLayout>


なにやら、見たことのない属性がずらっと書かれていますね。これをもう少し整理すると、こんなタグ構成になっていることがわかるでしょう。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout>
  <TextView/>
</LinearLayout>


<LinearLayout>タグの中に、<TextView/>というタグが組み込まれていることがわかります。この<LinearLayout>タグというのが、LinearLayoutという「レイアウト」を示すものです。androidでは、まずベースにこのレイアウトを配置し、ここに各種のコンポーネントを組み込んでいきます。このLinearLayoutは、もっとも一般的に使われるレイアウトで、縦または横にコンポーネントを並べて配置していくレイアウトです。

この中に組み込まれているTextViewは、テキストを表示するコンポーネントです。AWTなどのLabelに相当するものと考えればよいでしょう。サンプルでは、このコンポーネントを1つだけ組み込んでテキストを表示していたというわけです。

いずれのタグも、「android:○○」という属性が多数用意されていますね。これらが、コンポーネントの属性を指定するものです。ここでは、それぞれ以下のようなものが用意されています。

orientation――レイアウトの方向
layout_width――横幅の指定
layout_height――縦幅の指定
text――表示テキストの指定


このようにして表示されるコンポーネントの状態を設定していたわけです。XMLによる定義というのは、AWT/Swingなどとは少々勝手が違いますが、やっていることはそれほど違うわけではないんだ、ということがおわかりでしょう。


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