main.xmlをチェックする
ここには、初期状態で簡単なレイアウトが記述されています。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
android:orientation="vertical"
android:layout_width="fill_parent"
android:layout_height="fill_parent"
>
<TextView
android:layout_width="fill_parent"
android:layout_height="wrap_content"
android:text="Hello World, MyAndy"
/>
</LinearLayout>
なにやら、見たことのない属性がずらっと書かれていますね。これをもう少し整理すると、こんなタグ構成になっていることがわかるでしょう。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<LinearLayout>
<TextView/>
</LinearLayout>
<LinearLayout>タグの中に、<TextView/>というタグが組み込まれていることがわかります。この<LinearLayout>タグというのが、LinearLayoutという「レイアウト」を示すものです。androidでは、まずベースにこのレイアウトを配置し、ここに各種のコンポーネントを組み込んでいきます。このLinearLayoutは、もっとも一般的に使われるレイアウトで、縦または横にコンポーネントを並べて配置していくレイアウトです。
この中に組み込まれているTextViewは、テキストを表示するコンポーネントです。AWTなどのLabelに相当するものと考えればよいでしょう。サンプルでは、このコンポーネントを1つだけ組み込んでテキストを表示していたというわけです。
いずれのタグも、「android:○○」という属性が多数用意されていますね。これらが、コンポーネントの属性を指定するものです。ここでは、それぞれ以下のようなものが用意されています。
orientation――レイアウトの方向
layout_width――横幅の指定
layout_height――縦幅の指定
text――表示テキストの指定
このようにして表示されるコンポーネントの状態を設定していたわけです。XMLによる定義というのは、AWT/Swingなどとは少々勝手が違いますが、やっていることはそれほど違うわけではないんだ、ということがおわかりでしょう。