Javaプログラミング/サーバサイド&ケータイJava

カスタムタグに挑戦!(3ページ目)

汎用的な処理をオリジナルのタグとして使えるようにしましょう。

執筆者:掌田 津耶乃

タグクラスを作成する


では、タグのクラスを作成しましょう。NetBeans 5.5の場合、<ファイル><新規ファイル>メニューを選び、「Web」カテゴリから「タグハンドラ」を選択します。これが、タグのクラスとなるものです。

新規ファイルの作成画面で「タグハンドラ」を選ぶ。


続いての画面で、クラス名に「MyFirstTagHandler」と記入をします。これが今回作成するタグハンドラクラスの名前です。またパッケージには「jp.tuyano」としておきましょう。その下にある「拡張するタグサポートクラス」は、作成するタグハンドラクラスのスーパークラスとなるものを指定するものです。ここでは、もっとも簡単なタグハンドラである「SimpleTagSupport」を選択しておきましょう。

クラス名に「MyFirstTagHandler、パッケージに「jp.tuyano」、拡張するタグサポートクラスに「SimpleTagSupport」を選ぶ。


最後の設定画面です。「タグライブラリに記述する対応タグを追加」のチェックをONにし、TLDファイルの「参照」ボタンを押して、先ほど作成したタグライブラリ記述子「mytag.tld」を選択しましょう。またタグ名には「myFirstTag」と入力しておきます。その下にある「属性」のところは、今回は何も設定しないことにします。

タグライブラリ記述子にmytag.tldを指定し、タグ名に「MyFirstTag」と記述する。


これでタグハンドラクラス「MyFirstTagHandler」が作成されます。作成すると、同時に先ほどのmytagl.tldに以下のようなタグが追加されます。

<tag>
  <name>MyFirstTag</name>
  <tag-class>jp.tuyano.MyFirstTagHandler</tag-class>
  <body-content>scriptless</body-content>
</tag>


これは、<taglib>~</taglib>の間に作成されます。ここで、作成したタグハンドラクラスを指定の名前でタグとして登録をしているわけです。この記述が正しくされていないと、タグハンドラクラスを作ってもタグとして認識されないので注意が必要です。


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