JSPとサーブレットのキャッチボール(4ページ目)

ページを移動するには？

さて、続いてサーブレットの修正です。が、こちらは実はもう一ひねりが必要です。それは「セッションに値を設定した後、JSPのページに表示を移動する」という処理を用意するからです。

サーブレットでHTMLのソースコードをずらずらと出力してフォームなどを画面に表示し、そこからJSPに送信するのであれば、ページの移動などは不要です。けれど、ここでは「JSPからサーブレットに送信したら、サーブレットで値を処理し、再びJSPに送り返す」ということを行なわせたいのです。つまり、サーブレットで画面を表示するのではなく、サーブレットは必要な処理だけをして、表示は再びJSPで行なわせるわけですね。

  protected void processRequest(HttpServletRequest request,
      HttpServletResponse response)
      throws ServletException, IOException {
  request.setCharacterEncoding("UTF-8");
  String msg = (String)request.getParameter("msg");
  if (msg != null){
    msg = "送信ありがとう、" + msg + "さん！";
  } else {
    msg = "";
  }
  response.setCharacterEncoding("UTF-8");
  HttpSession session = request.getSession();
  session.setAttribute("message",msg);
  ServletContext context = this.getServletContext();
  RequestDispatcher dispatcher = context.getRequestDispatcher("/index.jsp");
  dispatcher.forward(request,response);
}

こんな感じのメソッドになりました。見慣れないメソッドがいくつも登場していますね。これらが、ページ移動のための処理を行なっているのです。