Javaプログラミング/サーバサイド&ケータイJava

パースペクティブを活用しよう

本連載では、Eclipseを使いこなすためのちょっとしたポイントを紹介していきましょう。まずは、レイアウトの基本「パースペクティブ」からです。

執筆者:掌田 津耶乃

パースペクティブ作成の基本を覚えよう


現在、Java開発者の間でもっとも広く使われている開発環境といえば、「Eclipse」でしょう。既に皆さんの中でも多くの人がEclipseを使われていることと思います。が、このEclipse、少々クロウト向きというか、慣れない人間にはわかりにくいところも多々あります。そこで、Eclipseを使いこなすためのさまざまな知識をTips的にまとめて紹介していこうと思います。

まず最初にとりあげるのは「パースペクティブ」についてです。皆さん、既にパースペクティブがどういうものかはおわかりですね。さまざまなビューの表示などを登録したものです。このパースペクティブを切り替えることで、Eclipseの表示をがらりと変えることができます。既に「プログラミング時は『Java』パースペクティブ、デバッグ時は『デバッグ』パースペクティブ」と切り替えて使っている人は多いはずです。

このパースペクティブ、ユーザが自由に追加登録できるということはご存知でしたか? 意外にこのことを知らず、「なんか使いにくいなあ」と思いながらEclipseを使っている人は多いんじゃないでしょうか。

パースペクティブの登録は、実はとても簡単です。<ウインドウ><パースペクティブの別名保管>メニューを選び、現れたダイアログで新たに保存するパースペクティブの名前を入力してOKするだけです。これで、現在の状況がそのまま新しいパースペクティブとして保存されます。この「現在の状態を保存」というのがポイントです。パースペクティブを保存する前に、ちゃんと「使いやすい状態」を作っておかないといけないのですね。

<パースペクティブの別名保管>メニューを選ぶ。


新しいパースペクティブ名を入力すればOK!


では、まず「パースペクティブ作成の初歩」からやってみましょう。

1.最初に、ビューの表示を調整します。普段使わないビューは、この際、閉じてしまいましょう。また「このビューは常に開いておいておきたい」と思ったものは、<ウインドウ><ビューの表示>メニューから選んでウインドウに表示させてください。もし、<ビューの表示>のサブメニューに項目がなければ、<その他>サブメニューを選んで、使いたいビューを選べば開くことができます。

2.ビューのレイアウトを調整しましょう。ビューは、タイトル表示部分をマウスでドラッグして移動することで、ウインドウ内のはめ込まれる場所を移動できます。これを使って、ビューを使いやすい形に配置しなおしてください。

3.だいたいの配置ができたら、ビューの大きさ(横幅、縦幅)も調整しておきます。各ビューの境界部分をマウスでドラッグすると、その境界線を上下左右にずらしてビューの幅を変更することができます。

――以上の3点をきちんと行い、「これがベスト!」という状態にできたら、<パースペクティブの別名保管>メニューでパースペクティブを保存しましょう。これで、いつでもパースペクティブからこの項目を選ぶだけで、普段の環境に戻すことができます。


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