Strutsタグ、アクション、アクションフォームの作成
JSPエディタでは、補完機能によりStrutsのタグ入力を快適に行うことができる。 |
ただし、NetBeansではパレットウインドウを使ってマウス操作でタグの入力を行えますが、標準ではStrutsのためのパレットは用意されていません。このあたり、対応としては今一歩といった感は否めないでしょう。
Struts ActionForm Beanのウィザード画面。基本設定を入力するだけでクラスを作れる。 |
作成されたクラスをチェックしてみると、アクションフォームクラスでは、デフォルトでStringとintのprivateフィールドおよびSetter/Getterメソッドが用意されているのがわかります。ただし、実際に作成してみると、フィールドの作成やJSPへのStrutsタグによるフォームの記述などはそれぞれ別途コーディングしなければいけないようです。Strutsタグを作成すれば自動的にアクションフォームにフィールドが追加されるというわけではありません。
struts-config.xmlのエディタを右クリックするとStrutsタグ作成のメニューが選べるようになる。 |
ただし、こちらもやはり「タグを書くだけ」であり、これによってアクションフォームクラスやJSPファイルに必要なコードが自動的に書き出されるというわけではありません。あくまで「タグを書くだけ」のものなのです。――どうも全般的に感じることですが、便利な機能はいろいろ用意されているものの、それらはすべて別々に動くだけであり、連動して処理をするような仕組みがあまり用意されてはいないようです。このあたり、非常にもったいない気がします。