FreeCaptureは、起動すると画面をキャプチャーし、新しいウインドウで表示します。

JARでアプリケーションを作る!


Javaというと、どうしても「Webやサーバの世界で使うもの」とか、あるいは「携帯電話のプログラム」というような、やや特殊なプログラムを作るためのものというイメージが強いようです。が、実はJavaでも、ダブルクリックで起動し動かす、ごく普通のプログラムを作ることができます。意外にこのことは注目されていないようです。

昔は、Javaで作ったアプリケーションというのは「遅い」とあまり評判がよくありませんでした。が、ハードウェアの進歩とJava仮想マシンの高速化により、今ではごく普通のアプリケーションと比べても遜色ないプログラムを作れるようになっています。JRE(Java Runtime Environment、Javaプログラムの実行環境)がインストールされていないと動かないという欠点はありますが、その代わりに「OSに関係なく動く」という利点もあります。もっと「普通のアプリケーションを作る」ということにJavaを使おう! というわけで、これからちょっとしたフリーウェアを作っていくことにしましょう。

フリーウェアといってもさまざまなものがありますが、ここではウインドウとメニューといったGUIを使って操作するプログラムを中心に考えていきます。読者対象として考えているのは、AWTやSwingといったGUI関係ライブラリの基本が頭に入っている皆さんです。またプログラムの作成(ソースコードの記述やコンパイルなど)も一通りわかっているものと考えて説明を行ないます。

さて今回は、比較的簡単で実用になってしかも応用の利くプログラム、ということで「画面キャプチャー」を考えてみました。画面キャプチャーは、最低でも「画面をキャプチャーしイメージとして取得する」「イメージをファイルに保存する」といった機能がないといけません。また、取得した画面のイメージを表示させるようにするなら、GUIの基礎的な操作方法も知っておく必要がありますね。これらは、後々、さまざまなところで応用ができそうです。

作成するのは「FreeCapture」という非常にシンプルな画面キャプチャープログラムです。使い方はとても簡単。「FreeCapture.jar」というファイルをダブルクリックして起動すると、画面をキャプチャーし、新たなウインドウを開いてその中に表示します。このウインドウはスクロールバーを使って、キャプチャーしたイメージをスクロール表示できます。ウインドウのクローズボックスをクリックして閉じようとすると、ファイルに保存するためのダイアログが現れるので、ここでファイル名を入力すると、キャプチャーしたイメージを指定した名前のJPEGファイルとして保存し、ウインドウを閉じます。