「旭川市旭山動物園」の冬期展示が11月3日(水)から始まります。

旭山動物園
6月にオープンしたあざらし館。あざらしが大水槽と円柱水槽を回遊する
旭山動物園といえば、今年7・8月には東京・上野動物園を抜いて入場者数が全国1位になったことで話題になった国内最北の動物園。大水槽と円柱水槽を回遊できる「あざらし館」のオープン(6月)がマスコミなどに大々的に取り上げられ、注目を集めたことは記憶に新しいところです。

現在は冬期開園前に休園中の旭山動物園ですが、11月3日からいよいよ再オープン。“行動展示”というユニークな挑戦を続ける同園の冬の見どころをピックアップしましょう。

冬期展示で見られる動物

旭川の冬は厳しいのです。中には多少寒さに慣れた動物もいますが、もともと熱帯生まれの動物には冬が苦手な動物も多く、冬期開園といってもすべての動物を見ることはできません。

けれどこの寒さ、寒い地方出身の動物にとってはまさに天国。体調はもちろん快調。すばらしいパフォーマンスを見せてくれます。

旭山動物園
雪が降り、大喜びで遊ぶホッキョクグマのイワンくん
その代表が、ホッキョクグマ。その名の通り本来は北極在住のクマですから、旭川の寒さくらい何でもないはず! 雪を巻き上げ、豪快に走り回る姿を見ることができます。

6月の「あざらし館」オープンで人気集中のゴマフアザラシも元気一杯。氷の穴を通り、目の前の水槽を行ったり来たりする様子は、お子さんなどにも大好評です。

この他にもアムールトラ、ヒグマ、ホッキョクギツネ、タンチョウ、トナカイ、ニホンザル、ユキヒョウなど、寒さは旭山動物園の動物の敵じゃないってことです。

雪が降ったら主役の登場


旭山動物園
積雪期限定で行われるペンギンの散歩。ダイエットも兼ねてます
さらに、雪が降る時期になるとペンギンが冬の主役の座を奪います。園内に雪が積もる12月中旬から翌3月中旬頃まで、冬の旭山動物園で最大の呼び物の一つといっても過言ではない「キングペンギンの散歩」が行われます。

これは、冬の間,子ども達を残して遠くのエサ場までエサを取りに行くというペンギンの習性を利用したもの。冬になり運動量が落ちて少々太り気味のかわいいキングペンギンが園路を健康管理も兼ねてよちよちと歩きます。

夏期間は小砂利などでペンギンがケガをする恐れがあるため積雪期にしかできない,まさに“雪の中の動物園”ならではの期間限定企画。雪が振るのが待ち遠しいというファンも少なくありません。

さて、こんな楽しい企画ができるのも、この旭山動物園が全国でもユニークな展示方法を採用しているから。次のページではそんな人気の秘密に迫ってみましょう。