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テーマパークの人気アトラクションを映画館で楽しむ ホーンテッ(2ページ目)

東京ディズニーランドの人気アトラクションの1つ、ホーンテッドマンションが映画化され、4月24日に公開決定。アトラクションのファンにとって、この映画を観るべきか、ガイドがチェックしました。

執筆者:佐藤 孝

共通点を探せ!もう一度アトラクションに還るべし。

ホーンテッドマンション
マダム・リオッタはホーンテッドマンションに住む占い師にして預言者
「紳士ならびに淑女の諸君、ホーンテッドマンションへようこそ」。

そう、できれば、映画を観る前に、今一度東京ディズニーランドへ足を運び、HMを体験することをおすすめします。もちろん、あの台詞をすべて暗記しちゃってるというマニアックな方は結構ですよ。ここの台詞を再録することは法律上できないので、「それを聞くのは私の役目」(わかりますよね?だじゃれですが)ではなく、あなたの役目…。聞き込んでもらいたいのです。

比較するといくつかの違いがあることがわかります。マダム・レオタが映画ではマダム・リオッタになってるといった些細なことから、アトラクションで紹介されるゴーストホストと映画のエドワード・グレイシーの館の主の名前などまで。さらに大事な館のデザインも違いますし、でもこの際、それを探し出すのは本筋ではありません。映画も凝っているのでマニアックな遊びですが、それはDVDにでもなったときにやりましょう。

ホーンテッドマンション
グレイシー家の使用人、エマ&エズラ
それよりも思わずニヤけてしまうのは、共通点です。それのおかげで、自分がエディ・マーフィに感情移入でき、映画をもっともっと楽しむことができるのです。それこそいろいろあってご紹介したいのですが、結構楽しめるところですし、奪っては申し訳ないのでほんのさわりだけ。

まずは何といってもあのパイプオルガンの音楽が使われていること。それだけで、感情は映画に、意識はアトラクションに還ります。また、アトラクションで通過する部屋はあますところなく利用されているのもニクいですね。そしてそれに付随するマダム・リオッタやゴーストライター、使用人夫婦エマ&エズラなど脇役たちも登場します。「まだこれはほんの序の口」、あとは、実際の映画館でじっくりどうぞ。

映画を超えた《バーチャル・イリュージョン》

ホーンテッドマンション
ホーンテッドマンションの執事ラムズリー
アトラクション未経験者を連れていくのにも最適な映画です。でも20周年を迎えた東京ディズニーランドの最も古いアトラクションの1つを体験していない人なんているのか疑問ですが。もしいるとしたら怖いのが嫌いな人でしょうか。映画はもっと怖いのでは思われがちですが、決してそんなことはありません。アトラクションと比べて楽しむであろうみなさんにとってはも、同様です。怖さの中にユーモアがあったりするところで、両者の怖さは同じくらい。

というのも、CG全盛のご時世にもかかわらず、『スチュアート・リトル』を作ったロブ・ミンコフは、今回“本物”を使うことにこだわったから。6度もアカデミー賞をもらったリック・ベイカーの特殊メイクで作られたゴーストたちのおかげでアトラクションと映画は怖さの基本形が一緒です。

ただそこは映画ですから、動きが滑らかで、カメラワーク、演技など迫力が違います。映画を超えた《バーチャル・イリュージョン》と表現された映像もあいまって、どちらかといえば映画に分があるかも。あるいはアトラクションで影に隠れていたゴーストが映画にはいるのかも。そりゃ999人いるんですから、怖いゴーストがいても不思議じゃないけど。
ホーンテッドマンション
さて、一体どんな映画かちっともわからない紹介でしたが、アトラクション好きのみなさんはここまで知ってしまったら「もう引き返すことはできませんぞ」。今年、注目のアトラクションは、「バズ・ライトイヤー」だけではありません。映画『ホーンテッドマンション』をお見逃しなく。

※以上の記事・データは2004年3月の情報を基に書かれています。

©2003 DISNEY ENTERPRISES, INC.

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