マダム・リオッタはホーンテッドマンションに住む占い師にして預言者 |
そう、できれば、映画を観る前に、今一度東京ディズニーランドへ足を運び、HMを体験することをおすすめします。もちろん、あの台詞をすべて暗記しちゃってるというマニアックな方は結構ですよ。ここの台詞を再録することは法律上できないので、「それを聞くのは私の役目」(わかりますよね?だじゃれですが)ではなく、あなたの役目…。聞き込んでもらいたいのです。
比較するといくつかの違いがあることがわかります。マダム・レオタが映画ではマダム・リオッタになってるといった些細なことから、アトラクションで紹介されるゴーストホストと映画のエドワード・グレイシーの館の主の名前などまで。さらに大事な館のデザインも違いますし、でもこの際、それを探し出すのは本筋ではありません。映画も凝っているのでマニアックな遊びですが、それはDVDにでもなったときにやりましょう。
グレイシー家の使用人、エマ&エズラ |
まずは何といってもあのパイプオルガンの音楽が使われていること。それだけで、感情は映画に、意識はアトラクションに還ります。また、アトラクションで通過する部屋はあますところなく利用されているのもニクいですね。そしてそれに付随するマダム・リオッタやゴーストライター、使用人夫婦エマ&エズラなど脇役たちも登場します。「まだこれはほんの序の口」、あとは、実際の映画館でじっくりどうぞ。
映画を超えた《バーチャル・イリュージョン》
ホーンテッドマンションの執事ラムズリー |
というのも、CG全盛のご時世にもかかわらず、『スチュアート・リトル』を作ったロブ・ミンコフは、今回“本物”を使うことにこだわったから。6度もアカデミー賞をもらったリック・ベイカーの特殊メイクで作られたゴーストたちのおかげでアトラクションと映画は怖さの基本形が一緒です。
ただそこは映画ですから、動きが滑らかで、カメラワーク、演技など迫力が違います。映画を超えた《バーチャル・イリュージョン》と表現された映像もあいまって、どちらかといえば映画に分があるかも。あるいはアトラクションで影に隠れていたゴーストが映画にはいるのかも。そりゃ999人いるんですから、怖いゴーストがいても不思議じゃないけど。
さて、一体どんな映画かちっともわからない紹介でしたが、アトラクション好きのみなさんはここまで知ってしまったら「もう引き返すことはできませんぞ」。今年、注目のアトラクションは、「バズ・ライトイヤー」だけではありません。映画『ホーンテッドマンション』をお見逃しなく。
※以上の記事・データは2004年3月の情報を基に書かれています。
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