海外旅行の準備・最新情報/海外旅行基本情報

ドレスコード(2ページ目)

公の場にルーズな格好で現れることを忌み嫌うのは、古今東西、変わりありません。服装で人となりを判断するケースは多く、TPOにあった旅支度をしたいものです。ドレスコードのイロハをまとめました。

千葉 千枝子

執筆者:千葉 千枝子

旅行ガイド

ドレスコードの基本用語(2)スマート・カジュアルやスマート・エレガント

日本でいう「平服で」という表現を、単なるカジュアル casualと置き換えて、失敗を経験したひともいるでしょう。海外のビジネスシーンなどでは、「スマート・カジュアルで」という表現をする場合もあります。「スマート・カジュアル(smart casual)」 とは、カジュアルよりはアッパーで、しかし、ネクタイ着用の「ビジネス・カジュアル(business casual)」 よりくだけたスタイルをさします。男性はジャケットやブレザー、スラックス、もしくはスーツでノータイ可、女性はワンピースやスーツなどを着用し、それにあった靴を履くことです。

dresscode
小ぶりなバッグやアクセサリーを忘れずに
また先述したカジュアル・エレガンス(casual elegance)のほか、「スマート・エレガント(smart elegant)」 という表現もあります。インフォーマルほど厳密ではなく、しかしスーツやワンピースに小物で着飾ることを心がけると失敗がありません。できれば旅支度に、男性はネクタイやポケットチーフ、女性はネックレスやイヤリングなどのかさばらない装飾品や小ぶりのバッグを用意しておくと便利でしょう。着物であれば、小紋などが可愛らしくて映えるでしょう。

 

Tシャツ・短パン・サンダル履きがNGの旅先シーン

海外リゾートへの旅行では、Tシャツに短パン、ビーチサンダルといういでたちの人を数多く見かけます。しかし場面によっては、ドレスコードに引っかかるケースがあります。高級レストランや格式あるホテルのロビー、ディスコ、寺院や教会・礼拝堂、コンサートホールなどは、短パンやサンダル、Tシャツやノースリーブでの来場を断るのが一般的です。ジーンズも敬遠される場合がありますから、注意しましょう。

golf
海外ゴルフも名門なら衿付きで
「紳士のスポーツ」とされるゴルフは、例えリゾート地でもメンバーシップの名門コースであれば、襟付きシャツと長ズボンを着用しないとプレイができない場合も。さらに、
イスラム圏を訪ねる場合、特に女性は、肌の露出をしないよう心がけます。「ゆるいイスラム」といわれるマレーシアでも、モスク(寺院)を礼拝する場合はヘジャブと呼ばれるスカーフ様の布や全身を覆うヒマールをまとうよう指示されますが、それ以前に、ノースリーブや短パン、サンダル姿のひとは入場すらできないので注意します。

ちなみに海外のホテルは、客室から一歩出た廊下はパブリックスペースとみなされます。バスローブやパジャマでの外出は控えるようにしましょう。
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