ドレスコードの基本用語(2)スマート・カジュアルやスマート・エレガント
日本でいう「平服で」という表現を、単なるカジュアル casualと置き換えて、失敗を経験したひともいるでしょう。海外のビジネスシーンなどでは、「スマート・カジュアルで」という表現をする場合もあります。「スマート・カジュアル(smart casual)」 とは、カジュアルよりはアッパーで、しかし、ネクタイ着用の「ビジネス・カジュアル(business casual)」 よりくだけたスタイルをさします。男性はジャケットやブレザー、スラックス、もしくはスーツでノータイ可、女性はワンピースやスーツなどを着用し、それにあった靴を履くことです。小ぶりなバッグやアクセサリーを忘れずに |
Tシャツ・短パン・サンダル履きがNGの旅先シーン
海外リゾートへの旅行では、Tシャツに短パン、ビーチサンダルといういでたちの人を数多く見かけます。しかし場面によっては、ドレスコードに引っかかるケースがあります。高級レストランや格式あるホテルのロビー、ディスコ、寺院や教会・礼拝堂、コンサートホールなどは、短パンやサンダル、Tシャツやノースリーブでの来場を断るのが一般的です。ジーンズも敬遠される場合がありますから、注意しましょう。海外ゴルフも名門なら衿付きで |
イスラム圏を訪ねる場合、特に女性は、肌の露出をしないよう心がけます。「ゆるいイスラム」といわれるマレーシアでも、モスク(寺院)を礼拝する場合はヘジャブと呼ばれるスカーフ様の布や全身を覆うヒマールをまとうよう指示されますが、それ以前に、ノースリーブや短パン、サンダル姿のひとは入場すらできないので注意します。
ちなみに海外のホテルは、客室から一歩出た廊下はパブリックスペースとみなされます。バスローブやパジャマでの外出は控えるようにしましょう。