海の幸がいっぱい! へムルタン
シーフード三昧のへムルタン |
辛いけどはまる! メウンタン
辛いけど止まらない! メウンタン |
鍋料理の多くがメイン料理として食べられることが多いのに対して、メウンタンは刺身や海鮮料理専門店で刺身を食べた後の締めとしてご飯と一緒に食べられることが多いです。例えば、釜山にある水産市場のチャガルチ市場では、路地の両側に所狭しと刺身専門店がありますが、ここでは、いけすの魚を選んで刺身にしてもらうという食べ方が普通で、刺身用にさばいて残った魚のあらの部分をメウンタンとして使います。脂がたっぷりのったあらの部分はダシ代わりにもなるので、鍋料理にぴったりです。
タラを使う鍋料理に国境はない!?
テグタンはタラを使った鍋料理です。タラは日本でも鍋料理に使われるおなじみの魚なので親しみが持てますね。鉄分やたんぱく質が豊富で消化にもいいタラは寒い冬の鍋料理にはぴったり。へムルタンとメウンタンと同じくテグタンでも大根、もやし、セリ、春菊、ニンニクといった野菜が多く入っています。そして最後にカムジャタンのように麺かご飯を選んで食べることができます。韓国の海鮮鍋というと唐辛子とコチュジャンをベースとした辛いものばかりで、辛いのが苦手な人は「ちょっと……」と思うかもしれませんが、テグタンは辛さが控え目で食べやすいのでぜひ試してみてくださいね。
鍋料理の美味しいお店に行こう!
全国にチェーン展開をするノルブ。 写真は明洞のブデチゲ専門店 |
海鮮鍋でおススメなのはソウルの明洞にある明洞オモニチブ。オモニとは韓国語でお母さん、チブは家なので「お母さんの家」という意味の食堂です。明洞で30年以上、海鮮料理一筋というオモニチブの一番人気はへムルタンです。へムルタンは鍋のサイズが大・中・小とあり、それぞれ大から40,000ウォン(4,800円)、中30,000ウォン(3,600円)、小25,000(30,000円)。一番小さい鍋を注文してもボリュームはかなりありますので、女性2人で食べてもお腹一杯になると思います。
明洞オモニチブではへムルタンの他にもへムルパジョン(韓国風海鮮お好み焼き)やビビンパ、あわび粥もありますよ。日本語も通じるので注文も心配ないですし、夜も12時まで営業していますから少々遅い時間でもゆっくり食事ができます。
韓国の鍋料理の数々、いかがでしたか? 冬の韓国を旅行したら体の中からホカホカ温まる美味しい鍋料理を楽しんでみてくださいね。
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