フィレンツェ/フィレンツェの観光・美術館

「冷静と情熱のあいだ」的フィレンツェの旅(4ページ目)

大ブームを引き起こした恋愛小説「冷静と情熱のあいだ」は、美しい花の都フィレンツェで撮影されました。大聖堂ドゥオモや修復工房が並ぶ小道。ロケ地をめぐりながらフィレンツェを満喫するコツを公開!

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

順正のように「暮らすように」フィレンツェを楽しみたい!

photo by SAWA valentain
何百年も建つ古いアパルタメントの内部は、ステキな空間
Q.日本人である順正(竹之内豊)がフィレンツェの街で暮らしているシーンというのも印象深い映画です。映画の追体験のように、まるで暮らしている気分でフィレンツェを見てみたいというときは、どんな場所がオススメですか?

A.私がススメするのは、街の中心部よりもちょっと外側に出たサンタンブロージョ地区です。観光客よりも地元の人が増え、フィレンツェのもうひとつの顔が見られます。レップブリカ広場から街の東側に伸びるコルソ通り(Via del Corso)を進むのがベストコース。このあたりは小さな ジュエリーショップや靴屋さん、お洒落なブティック、美味しいお菓子屋さんなどがあり、ぶらぶら歩くのが楽しいエリアです。

そのままボルゴ・デリ・アルヴィツィ通り(Borgo degli Albizi)に入れば、パン屋さん やお惣菜屋さんなどが並び、生活感が溢れています。フィレンツェの日常を感じることができるでしょう。

サンタンブロージョ地区は、日曜日を除く毎日早朝~13時まで開かれる朝市も有名です。旬の野菜を並べる八百屋さんや花屋さん、ウサギやヤギをぶらさげた肉屋さ
ん、さまざまな種類のチーズを陳列するチーズ屋さんなど、フィレンツェ人の胃袋を覗くことが出来る面白い場所ですよ。

photo by SAWA valentain
眺めのいいアパルタメントのテラス
Q.市場は、イタリアでの暮らしに欠かせない場所ですよね。暮らす気分を感じるために、買ってみるなんて体験もしてみたいものですが、生鮮食品なんかだと、ホテルで食べるわけにも行かないし、旅行者にとっては見るだけになってしまうのが残念ですね。

A.そんなときは、アパルタメントでの滞在がぜひオススメです。フィレンツェにはホテルが沢山ありますが、実は、ツーリスト用のアパルタメントもたくさんあるんですよ。長期滞在向けがメインですが、中には3泊から泊まることができるアパートもあります。どのアパルタメントにも、キッチンやリビングが付いているので、市場で買ったパンやチーズ
、そしてワインで食事をしたり、リビングでくつろいだり。映画の中の二人になりきった「フィレンツェ暮らし」も体験できますよ。

Q.短期滞在型アパート滞在は、ホテルとは違った街の魅力を感じることができる旅行のコツでもありますよね。

A.そうですよね。鍵で扉を開ける瞬間から、「暮らしている」気分満喫ですよ。

Q.日本の鍵とは違いますからね~(笑)。そういったアパルタメントは、街の中心地でも見つかりますか?

A.ドゥオモを窓から眺められるような物件もあります。

Q.窓からドォオモが見える!それは最高ですね。


今回、インタビューに答えてくださった奥村さんは、日本人向けに貸し出しているアパルタメントを運営するフィレンツェ情報サイト「ラ・カーサ・ミーア」でも紹介しています。順正とあおいのように、暮らすようにフィレンツェを旅してみたい人は、要チェックです!



【関連記事】
  • 不朽の名作「ローマの休日」ロケ地もまわってみたい!

アン王女の寝室、記者会見場は実在する!! ローマで「ローマの休日」に浸る!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます