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音楽レーベルPutumayoで働く女性<前編>

Putumayoというワールドレコードレーベルの会社で、セールス&マーケティングマネージャーとして働いている淀村恵さんにインタビュー。

執筆者:溝口 弘恵


Putumayoのレゲエでノリノリの子供たち

Reggae Playground
Putumayo kidsレゲエのCDは、私も子供たちも一番のお気に入り
Putumayoというワールドレコードレーベルの会社で、セールス&マーケティングマネージャー(アジア担当)として働いている淀村恵さんにインタビュー。今回、彼女にインタビューをお願いしたのは、子供たちと行ったPUTUMAYOがプロデュースした、カリビアンのアシバ(Asheba)のレゲエコンサートが楽しくて、私の子供たちやほかの子供たちもノリノリだったから。

すぐさまCDを買ってみたが、レゲエにフレンチ、ラテンにアフリカンと、世界中の音楽が楽しめるのだ。さて、そんな楽しげなレーベルで働く恵さんは? 音楽関係だから、金髪でパンクな頭にしたブッ飛んだ姉さんかと思いきや、花柄のヨーロピアンなカップで、午後の紅茶を飲んでる姿が似合いそうな、エレガントな女性だった。ところが、インタビューしてみると、やはりニューヨーカー、見かけとは違ってガッツのある女性なのだった。

音楽関係の仕事につきたいなら音楽専門に勉強を!

Ashebaのコンサート
Ashebaのコンサートでノリノリだった長女は、サイン会でAshebaが「この子ノリノリだったね」とスマイル
ガイド:
音楽関係の仕事をするために、どこの学校へ行きましたか?

恵さん:
日本の獨協大学を英語学科を出たあと、外資系のマーキュリーマリンという会社で4年ちょっと働きました。大学時代には、インターンシップ・プログラムでノースカロライナとバージニアに半年づつホームステイしていたことがあるのですが、自分の好きなことをやってみたいって思って、NYに来ようと決意したんです。

SUNY(albany上 oneonta)ミュージックインダストリーというプログラムがあるんですが、そこに2年。NYUのミュージックビジネスに2年通いました。

ガイド:
恵さんによると、東京は都会でも、トレンドや髪型やファッションとかも同じだからか、個性を感じられない。NYには、トレンドがなくて、自分らしくいるのが当たり前。そういうところも気に入っているらしい。ヘアースタイルなども流行をおわず、仕事に情熱をそそぐ恵さんらしい意見だ。

職探しの前にコネクションづくり

恵さん:
大学時代には、インターンシップをいろいろやりました。レコード会社で働きたかったので、BMG、MTV、Putumayoなどでインターンとして働いたことがあります。BMGで働いたときの上司がPutumayoに戻るということで、そのキャリアを認められてPutumayoで働かないかとオファーがきたんです。

職につけるかどうかというのは、キャリアはもちろん、あとコネクションですよ。日本ではコネと言ってあまりいい意味ではとられませんが、どれだけ多くの人と知り合って良いコミュニケーションをとり続けられるかということです。私は、まめにイベントに参加したり、メールしたりしていたおかげか、NYUを卒業するときに、声をかけていただいたんです。

ガイド:
仕事はじめは、卒業後2日目というスピード就職だったとか。アメリカでもやはりコネクションは必要なのだなぁ~。年賀状さえなかなか出せない私は、恵さんを尊敬する。

さて、それでは恵さんの仕事の内容とは? 次のページへ。
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