大観覧車コスモクロック21の秘密

横浜を代表するフォークデュオ「ゆず」の『桜木町』がヒットしています。また、みなとみらい地区で路上ライブをしている「N.U.」というグループも『観覧車』というCDをリリース。歌詞に登場する「観覧車」とは、言わずとしれた大観覧車・コスモクロック21のことです。知っているようで知らない、コスモクロック21の秘密と歴史に迫ります！
※この記事は2004年7月の情報です。2005年3月にリニューアルして記事内容の仕様が変更になっています。ご了承ください。

「みなとみらいの観覧車」って？

ゴンドラの頂上はビルの高さと同じ目線に！　　宝石のような夜景が広がります

みなとみらい21地区の顔である大観覧車。よこはまコスモワールドというアミューズメントパークの中にあり、正式名称は大観覧車「コスモクロック21」です。直径は100mで、1周するのに約15分。1989年の横浜博覧会（みなとみらい博）の時に建てられ、「日本一の直径を誇る観覧車」ということで話題となりました。博覧会当時は現在のクイーンズスクエアの辺りにありましたが、終了後に移転され、現在の位置になったそうです。

ちなみに、コスモクロック21は遊園地ドットコム！調べによると現在日本で4番目の高さだそうです。
◎遊園地ドットコム！TOP＞アトラクションを調べる（ファミリー系）＞観覧車の歴史

イルミネーションの点灯時間がちがう!?

15分ごとに花火のように輝くコスモクロック21

ゆず『桜木町』のなかで、観覧車のことを「花火みたい」と歌われていますが、15分ごとに点灯されるイルミネーションのことを表しています。このイルミネーションの長さは、実はビミョーに異なるのです！

毎正時は5分間、30分には3分間、15分と45分は1分間 。じっくり見るなら毎正時がオススメです。日没から0:05まで点灯されます。イルミネーションを監修したのは、世界的な照明デザイナー石井幹子氏。東京タワー、横浜ベイブリッジ、ダイヤと花の大観覧車など、オブジェや街並みなど数々のライトアップをプロデュースしている方です。

四季折々で色が変化する！

冬のイルミネーションはピンクレッドがベースです

コスモクロック21のベースの色は、季節によって色が変化しています。春（3月1日～5月31日）はグリーンイエロー、夏（6月1日～8月31日）はブルー、秋（9月1日～11月30日）はゴールド、冬（12月1日～2月末）はピンクレッドになります。なんとなく「みなとみらいの印象がちがうなぁ」と思うのは、色が変化するせいかもしれませんね。

色が変化する仕組みは、赤・青・緑（光の三原色）のネオン管の組み合わせによるもの。コンピュータで点灯・消灯し、47パターンの動きを演出しています。ネオン管の数はなんと11,160本！　さらにベース色には、これとは別に水銀灯60個を使用しているそうです。一体、いつ交換しているのでしょうか……？　大変そうですね。

四季折々に変化する色を楽しみながら、15分間の空中散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか。

◎コスモクロック21の料金はこちら→アトラクション
◎おトクな回数券もあります　→お知らせ

＜よこはまコスモワールド＞
●所在地：横浜市中区新港2丁目8-1
●営業時間：平日11:00～21:00、土日祝11:00～22:00（季節により変動あり）
●定休日：不定休　くわしくはこちら→　営業時間のお知らせ
●交通・アクセス：JR根岸線・市営地下鉄「桜木町駅」より徒歩10分、みなとみらい線「みなとみらい駅」より徒歩2分
●地図：Yahoo!地図情報
●TEL：045-641-6591（代）
●HP：よこはまコスモワールド

＜関連サイト＞
◎YES'89横浜博覧会……YES'89横浜博覧会のパビリオンを一部再現した、メモリアル的なサイト
◎ゆず公式サイト……横浜出身フォークデュオ。イセザキモールの松坂屋前で路上ライブしていたことで有名。
◎N.U.（エヌユー）公式サイト……横浜を中心に活動するインディーズアーティスト。2004年5月1日の『観覧車』を皮切りに、3カ月連続で横濱物語と題したシリーズCDをリリースしている。
◎エリアガイド：みなとみらい21・桜木町周辺