お台場の観光・旅行/お台場の情報

東京どこでもバスの旅 第1回 快速バスでお台場にいこう!

路線バス・シリーズ第一回は、東京駅から銀座を通って、お台場までゆく循環快速バス。観光バスタイプで必ず座れます。さぁ海へ!あの東京一の夜景へ!

執筆者:妹尾 みえ


このバスは記事作成後2003年3月で廃止されました。
バス路線はたびたび変更されています。
その旨ご理解の上、お読みいただけると幸いです。

都営バス 
快速バス「東京駅丸の内南口(台場循環)」



東京駅丸の内南口=有楽町駅前=マリオン前=銀座4丁目=お台場海浜公園=フジテレビ前=台場駅前(ホテル日航東京前)=船の科学館前=パレットタウン前(青海駅)=銀座=東京駅 (14時以降お台場内逆まわり)



東京駅から海へ


 ときどき無性に「海が見たい!」と心ざわめく時がある。そこでまだまだ日中は汗ばむような秋の日の午後、お台場行きを決行した。しかも、前から乗りたかった快速バスで行くことにする。有楽町・銀座を通って、お台場の各ポイントを回りまた東京駅に戻ってくるはとバスチックな都営バス・スペシャルだ。


東京駅南口。丸ビルを見上げながら3番乗り場で待っていると、やってきました!都営バスながら、車輌は高速バスタイプの45名限定の定員制。座席にはカバーがかかり、ドリンクホルダーもある。なんでも、証明できるものを見せれば、誕生日には無料になるらしい。料金は300円だが、ゆりかもめで新橋から台場まで310円かかることを考えれば安いものだ。


 一番のりして、運転席の斜め後方、“幼児のひとりのりはご遠慮ください”の位置を確保する。前も左横(海側)もよく見える絶好のポジションである。平日の昼下がりということもあって、お客さんはぱらぱらだったが、年輩の方が1人で乗ってくると運転手さんが「お台場行きですよ」と念を押していた。

 さて出発。正面に皇居の杜をかすかに確かめながらすぐに左折すると、もうそこは有楽町のガード下だ。舗道にいる人が、怪訝な顔でバスを見ている。でもちょっと誇らしい気分。前方、和光のあたりには、オレンジ色のアドバルーンがあがっている。しかし、こうしてみると、やっぱりすごい人、車、看板の数だ。いろんな色が交差点を横切っていく。

 左手に歌舞伎座を確かめながら右に曲がると、高速の向こう、正面に見えてくるビル群が再開発中の汐留だ。11月2日には大江戸線とゆりかもめの汐留駅が開通。12月にはまず「電通ビル/カレッタ汐留」がお披露目となる。 
 

 その手前を左にぐんと折れると、途端に町の様子が変わってくる。目的もなしに来るような町ではなくなってくるのだ。バスの楽しさは、こういうよそいきでない町の素顔が見られるところにある。
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