京都の街で、気軽に夏の着物を楽しむ！(2ページ目)

旅の思い出に、普段の着物を気楽にここで購入！

古い町屋を改装したお店は、町屋の特徴である鰻の寝床になっています。そのため四条通りからも入れるので分かりやすい場所です。こちらは、知恩院側の入り口。

京都には、名だたる老舗の呉服店が沢山あります。一度は、覗いてみたい買ってみたいと思う方も多いはず。しかしお値段も一桁、二桁違いの商品が多く、なかなか気軽に着る着物を選ぶお店とは、いかないものです。そこで今回は、洋服感覚で普段着の着物として、また旅の思い出とし気軽に購入できるお店をご紹介します。

沢山のアンティーク着物が置かれています。

今回ご紹介するお店は、知恩院さんのすぐ近くにあり、東京からわざわざ来られる方も多いという人気のお店「やゝ」。こちらは、古い町屋を改装しているので柱や梁など店全体もアンティークの雰囲気で、とても京都らしい風情のある店内です。大正から昭和初期のアンティークの着物や帯、そしてアンティークでは着丈が足りなかったりする方のためにとリサイクルの着物も置かれています。


アンティークものは、やはり現代には無いモダンな柄や色、そして絹の風合いがあります。沢山のアンティークの着物や帯を見ていると、どのようにして着たいか、何に合わせて着ようかなど洋服感覚で楽しめ、あっという間に時間が経ってしまいます。

オリジナルの刺繍の足袋やビーズバックなどお土産にいかがですか。

そして、日常使いに大変便利で可愛らしい小物も沢山置かれています。例えば、現代のレースの生地で衿の部分などに古布を施した埃よけや作家ものの下駄にオリジナルの古布の鼻緒を選び付けたり、トンボなどの刺繍が施された足袋や夏用のレースや小千谷縮の足袋など小物も大変充実しています。また、柱にはデッドストックのビーズのバックが掛けられており、小物からトータルにコーディネートできるのも嬉しいです。ホームページには、季節のコーディネートを紹介しているページがあるので、こちらも必見！見ているだけで楽しいです。


その他に、手芸材料になる古布ばかり置いている離れの部屋もあり、アンティークの生地や子供用の着物をリメイクしポーチにしたり、洋服のワンポイントに使ったりと様々な用途に使えるものが沢山あります。こちらも手芸や手作りが好きな方は、見逃せません！

店内いたる処に商品があります。何が出てくるかワクワクするお店です。

そして、何よりもお店の方が、丁寧に接客されている事が心強いです。私が取材に伺った日も、東京からお孫さんのお着物を探しに来られたお客様が、着物や帯など丁寧に吟味されておられました。この年齢ならば、このような着付けになるのでこの帯は、このようになるなどと実際の写真を交えながら説明されていました。

着物について知識が無くても丁寧に教えていただけ、お客様の要望を元にコーディネートのアドバイスなどしていただけるので、着物の初心者にとっては、物怖じせずに着物を気軽に買えるのが良いです。

幅広い年齢層の女性に喜ばれている「やゝ」は、ここ以外に烏丸仏光寺にもあり、そちらは、アンティークの振り袖も置いています。是非、旅の思い出やお土産に気軽に立ち寄れ、購入できる京都風情たっぷりのアンティーク着物のお店に寄ってみてください。

■やゝ　
所在地：京都市東山区古門前石橋町306
TEL：075－531－4060
営業時間：11:00～18:00
定休日：無休（お盆＆年末年始のみ休業）
HP：http://www.yaya2002.com/
交通・アクセス：京都市バス「知恩院前停」下車もしくは、京阪本線「四条駅」徒歩約15分地図：Yahoo!地図情報

■やゝ 游風
所在地：京都市下京区仏光寺烏丸東入上柳町319－3
TEL：075－341－8777
営業時間：11:00～19:00
定休日：無休（お盆＆年末年始のみ休業）
交通・アクセス：京都市営地下鉄「四条駅」下車
地図：Yahoo!地図情報

次は、旅の思い出に、着物で京都を楽しむスポットを紹介を紹介します。